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私を遠くから見下ろして
楽しそうに笑う日向。
私は再び気合いを入れ直し殴りかかった―
その時。
?「ヤマトさん!!ナオミさん回収しました!!」
どこかで聞いたことのある歳の若げな声。
それを聞いたとたんにヤマトが
ニヤリと不適な笑みを浮かべた。
ヤ「おい!!用は済んだ、帰んぞ!!」
コブラが舌打ちを残し、外へとかけていく。
何が何だかわからないまま雅貴の手を引き
振り返って走り出すと、
そこには数週間前にコブラ達と
ビーチバレーをやっていた
テッツ とかいう奴が
ナオミを背負って待っていた。
「テッツ、お前何で…。」
くん呼びしていたのも忘れて
呆然と問いただす。
テ「それはコッチの台詞…だけど
今は逃げね!?」
「…そうだね。」
慌ただしいバイクの音が響く。
テッツはコブラのバイクへ。
ナオミは気を失っているが、
離れないよう手を縛ってヤマトのバイクへ。
私は混乱している雅貴の
バイクへ乗り込むと、
背中越しに聞こえる
右京、左京の怒号を無視して走り出した。
雅「おい、次どこ行きゃいい!?」
「とりあえず後ついてって!!」
かなりのスピードで走っているので
耳元でうなる風がうるさい。
大声になりながらもやっと聞き取れたようで
雅貴のバイクはコブラたちの後を
ついていった。
ITOKAN。
先についていたコブラとヤマト、テッツは
カウンター横のソファに腰掛けていた。
雅貴は私が後押ししたのと敵陣に入り込む
不快さもあって、先に帰った。
連絡したら迎えにきてくれるように
はなしてある。
「ナオミは?」
ヤ「奥で寝てる。
何もされなかったみてぇだけど、
クロロホルム嗅がされて気ぃ失ってるよ。」
「…そっか、よかった。
……テッツくん、だよね。
何であそこにいたのか、教えて。」
テ「実はあれからちょくちょく
ヤマトさんと連絡取り合ってて。
電話が急に切れたと思ったらヤマトさんから
協力してくれ、って連絡があってさ。」
なるほど、合点が行った。
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REI*CAT√3JSB_Omi(プロフ) - 愛菜さん» ありがとうございます(*⌒▽⌒*)これからヒロインちゃんがコブラ達と更に仲良くなることで、ムゲンとの対決の日にどのような変化をもたらすのか。楽しみにしていただけると幸いです! (2016年4月12日 22時) (携帯から) (レス) id: 093814bcbe (このIDを非表示/違反報告)
愛菜(プロフ) - おはようございます。お話読ませて頂きました。広人が入院中にコブラ達と仲良くなっていくヒロインちゃん!!分かっているだろう雅貴は何も言わず見守ってますね。早く広人が目覚めるといいですね↑↑続きも楽しみです。 (2016年4月12日 6時) (レス) id: 7da404dcb0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:レイにゃん | 作成日時:2016年3月9日 0時