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「格下?」

「なに訳わかんねぇこと
ほざいてやがんだよ。
頭ワリィのもいい加減にしとけ。」

日「…はっ。」

私の怒りはとどまることを知らない。
私に生き場所を与えてくれたその名は、
お前みたいな糞野郎が口にしていい
言葉じゃない。
こいつは広斗の全てが詰まった名を
鼻で笑い飛ばした。

日「所詮ムゲンへの『挑戦権』が
お前等でしかねぇんだよ。
お前等より強いことが証明されれば、
俺らは前に進めるだろ?(笑)」

見下した。

日「来いよ。この前は随分とこいつらを
可愛がってくれたみたいだからな。」

―許されない。

私の拳が血にまみれるほど。
強く握った。

歯が軋むほど。
噛みしめた。

「オラァァァァァァァ!!」

お前の汚い顔は、雨宮の血で
洗い流してやるよ。
少しはマシになるだろ。

舐めたように立ち尽くす日向の隙をつき
脇腹にヒールを一閃。
回し蹴りを奇しくも耐えた日向は
私の首を狙って手を伸ばしてきた。
その両手を掴んで腹にヒールをえぐり込む。
ぱっ、と手を離せば蹴りによって
日向の体はドラム缶に叩きつけられた。

腹をおさえてえずく日向。

その背中に上るために脱いだヒールで、
跨がった日向の喉を一突きする。

日「がぁぁぁぁぁぁっ!!!」

声帯をやられたのか、声が出ないようだ。
口から泡を吹きながらも必死に
ふりほどかんと体を揺する。
一旦しがみつくのをあきらめ、
揺さぶった勢いで体を強くコンクリ床に
打ち付けてしまった。

「くはっ…っあ゛!!」

背中に激しい痛みを感じ、一瞬
息をするのが困難になった。

日「もっとだァ…もっと来いよォ!!!!」

血走った眼は、まだ死んではいなかった。

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設定タグ:HiGH&LOW , 雨宮兄弟 , 雨宮広斗   
作品ジャンル:タレント
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REI*CAT√3JSB_Omi(プロフ) - 愛菜さん» ありがとうございます(*⌒▽⌒*)これからヒロインちゃんがコブラ達と更に仲良くなることで、ムゲンとの対決の日にどのような変化をもたらすのか。楽しみにしていただけると幸いです! (2016年4月12日 22時) (携帯から) (レス) id: 093814bcbe (このIDを非表示/違反報告)
愛菜(プロフ) - おはようございます。お話読ませて頂きました。広人が入院中にコブラ達と仲良くなっていくヒロインちゃん!!分かっているだろう雅貴は何も言わず見守ってますね。早く広人が目覚めるといいですね↑↑続きも楽しみです。 (2016年4月12日 6時) (レス) id: 7da404dcb0 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:レイにゃん | 作成日時:2016年3月9日 0時

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