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｢こんばんわ……｣
からんからん､と重いような軽いような
鐘の音が鳴り､バイト先の扉が開いた｡
雰囲気はモダンな感じ｡
美人で男勝りな店長さんが出迎えてくれる｡
?｢いらっしゃい…って､アンタだよね｡
うちで働きたいって言ってたの｡｣
｢そうです｡雨宮Aといいます｡｣
?｢ん､知ってる｡
ここらじゃ結構
名が知れてるでしょ､雨宮兄弟｡｣
知らなかった｡
ここらでは一度は聞く名前らしい｡
通りでみんな広斗や雅貴を狙うのか｡
私の中では言わずと知れた…っていうか
知る人ぞ知るってイメージで固まっていた｡
ナ｢アタシ､ナオミ｡
今日からここの深夜番任せるから｡｣
｢深夜番…ですか？｣
ナ｢そ｡
昼間なら客くるんだけど夜はあんまり
客がこなくてね｡｣
それならなぜ昼番にしなかったのだろうか｡
ナ｢昼ならあいつらいるから
客層的にも安心できるんだけど､夜になると
あいつらいない分野犬がでるんでね｡｣
つまりは昼ならここ､｢ITOKAN｣を
守ってくれる"あいつら"とやらがいるが､
夜になればいなくなってしまうので
要はボディーガードを頼みたいらしい｡
たびたび広斗や雅貴のくちから漏れていた
"ムゲン"というチームがここら一帯を
仕切っていることを聞いた｡
雨宮兄弟とムゲンは対立関係にあるらしく
私が雨宮の姓を持ってることがバレれば
面倒なことになる｡
だから昼番を避けたようだ｡
｢なら､ナオミさんも私のことをよく
思っていないんじゃないですか？｣
多少の牽制の意を込めて少し声を低くする｡
すると意外にも返ってきたのは
あっけらかんとした笑い声だった｡
ナ｢そんなわけないじゃん｡
アタシはアンタらの喧嘩になんか
興味ないし､首を突っ込むつもりもないよ｡
ただ見てるだけ｡
たまたま知り合いなだけだよ｡｣
拍子抜けして近くの椅子に座ると､
ナオミさんがこちらを振り返って言った｡
ナ｢あと､敬語は止めて｡
なんかむずがゆくなっちゃうからさ｡
ナオミでいいから｡｣
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REI*CAT√3JSB_Omi(プロフ) - 愛菜さん» ありがとうございます(*⌒▽⌒*)これからヒロインちゃんがコブラ達と更に仲良くなることで､ムゲンとの対決の日にどのような変化をもたらすのか｡楽しみにしていただけると幸いです! (2016年4月12日 22時) (携帯から) (
レス) id: 093814bcbe (このIDを非表示/違反報告)
愛菜(プロフ) - おはようございます。お話読ませて頂きました。広人が入院中にコブラ達と仲良くなっていくﾋﾛｲﾝちゃん！！分かっているだろう雅貴は何も言わず見守ってますね。早く広人が目覚めるといいですね↑↑続きも楽しみです。 (2016年4月12日 6時) (レス) id: 7da404dcb0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：レイにゃん | 作成日時：2016年3月9日 0時
