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私の口から離れる広斗の唇。
「…広斗。
大好き、大好きだよ。」
広「…俺も。」
そう言って広斗は、また唇を重ねる。
まるで、お互いの傷を舐め合うかの様に。
だんだんと深くなる。
止められなくなっていく。
広斗に溺れていく。
広「…なぁ、A。
俺についてこれるか。
これからはお前の何かがどんどん
傷ついちまうかもしれない。
それでも、俺を愛してくれるか?」
私は、広斗とだったら退屈しない人生を
過ごすことが出来る。
だったら、断る理由なんて。
「愛すよ。広斗が私に飽きるまで。」
広「馬鹿か、お前。
俺がお前に飽きるわけねぇだろ。」
呆れたように笑う広斗。
その顔も全てが愛しくて、過去をも
拭い去れるような気がした。
私は、決めた。
広斗のために生きよう。
星空の中を走るバイク。
月明かりに照らされた広斗のヘルメットが
柔らかに反射している。
今までの人生が、本当に小さな事に
思えるくらいに
広斗の存在が大きかった。
家に帰るなり、広斗を抱きしめた。
私は、この人になら…。
「ねぇ、広斗。」
「私、広斗に依存してもいい?」
体が、重なる夜。
外には雨宮の名のように
霧雨が降っていた。
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レイにゃん@臣love*RY(プロフ) - 璃良さん» いつもコメントありがとうございます!璃良さんのコメントが励みの一つになっています(*≧m≦*)これから二人はどうなるのか。そして広斗は目を覚ますのか。ご期待ください!(*^_^*) (2016年2月17日 22時) (携帯から) (レス) id: 093814bcbe (このIDを非表示/違反報告)
璃良 - 良かったー二人とも生きてて。まさかまさか広斗が?!ってなってたけど本当に良かった(;´▽`)忙しいのにコメント返してくれてありがとうございます!いつも続けてかくと無視されることが多いいので嬉しいです!更新頑張って下さい!いつもお話見るの楽しみにしてます! (2016年2月17日 9時) (レス) id: 918f3c33d7 (このIDを非表示/違反報告)
レイにゃん@JSB*omi#RY(プロフ) - 璃良さん» ご期待に添えられて何よりです(*^_^*)できるだけ毎日更新を心がけている身としては嬉しい限りです。応援ありがとうございます!支えにしてがんばりたいと思います!! (2016年1月31日 11時) (携帯から) (レス) id: 093814bcbe (このIDを非表示/違反報告)
璃良 - わぁー!ありがとうございます! いつも更新されていると嬉しいです!私独りのわがままに答えてくださり感謝仕切れないです(;∀;) 更新頑張って下さい応援してます! お体に気を付けてくださいね^^ (2016年1月31日 4時) (レス) id: 918f3c33d7 (このIDを非表示/違反報告)
レイにゃん@JSB*omi(ボド見)(プロフ) - 璃良さん» やってみます(^_^;) (2016年1月23日 0時) (携帯から) (レス) id: 093814bcbe (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:レイにゃん | 作成日時:2016年1月8日 0時