7-吸魂鬼 ページ7
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翌日、入学式の前に呼び出されたAはダンブルドアの部屋の前に居た。
「…です。もう三週間も経つのに、誰一人、ブラックの足跡さえ見えていない。分かっているのは奴の狙いがポッターだということだけです。」
シリウス･ブラックは脱獄してからもうそんなに経つか。
Aがそう考えていると、
「盗み聞きは良くないぞ？入ってきなさい。」
と、ダンブルドアが杖を振って扉を開けた。
『態々生徒が居ないうちに呼び出すのには理由がおありで？まぁあるでしょうね。あの、幸せは二度とないと思わせるような寒気は何？』
Aが睨んでそう言えばスネイプは｢生意気な。｣と言ったが、ダンブルドアは眉を下げてこう言った。
「心苦しいが、魔法省からの頼みでアズカバンの看守、吸魂鬼を配置することになったのじゃ。」
『きゅーこんき？』
「吸魂鬼、別名ディメンターは地上を歩く生物の中でも最も忌まわしい生き物の一つじゃ。凋落と絶望の中に栄えて平和や希望、幸福を周りの空気から吸い取ってしまう。」
ダンブルドアは苦々しい顔で説明した。
『吸い取ってどうする訳？』
「最悪の場合死亡する。彼らは最終的に人間の魂をも吸い取ってしまうのじゃ。」
『…抜け殻か……』
Aは小さく呟く。
『でも、ブラックはその
「…やはり、今回の採用は良い決断ではなかったのでは？」
スネイプが溜息をつきながら言った。
『どういう事？』
「何度も言っておるが、わしは皆を心底信用しておる。」
「リーマス･ルーピンはブラックの旧友、いや、親友ですぞ。」
Aは置いてあった噛みつきキャンディーを一つ口に含んだ。
「後で紹介するがとても良い先生が見つかったのじゃよ。これで君たちも
ダンブルドアはスネイプを無視してAに微笑みかけた。
「チッ 」
スネイプは舌打ちする。
「ブラックが脱獄した夜、吸魂鬼がファッジに報告したのですぞ。“この夏、いつも同じ寝言をブラックが言う”と。」
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アキナ - おもしろいです！作者様のペースで更新頑張ってください！ (2021年7月19日 16時) (
レス) id: 4ce2f65376 (このIDを非表示/違反報告)
和恋(プロフ) - めっちゃ続き読みたいです！更新待ってます！！ (2021年4月29日 15時) (レス) id: c286ccdbac (このIDを非表示/違反報告)
セブラブ - こんにちは！最初のシリーズから今までのを見てとても好きな作品になりました！これからも更新頑張ってください！ (2021年4月8日 23時) (レス) id: c2a3af8909 (このIDを非表示/違反報告)
セブ妻狙い - 大好きな作品です！スネイプ先生との関係が破綻仕掛けてるとこにそわそわしながらも楽しませてもらってます！これからも頑張ってください！！！ (2021年3月31日 1時) (レス) id: 1c25d764dd (このIDを非表示/違反報告)
魔法使い隊 - 更新楽しみにしてます。頑張ってください。 (2021年3月30日 17時) (レス) id: b2f17d6310 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ドナ | 作成日時：2021年3月9日 22時
