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Aは漏れ鍋の扉を開けた。
ロンの父親、ウィーズリー氏は日刊予言者新聞を読みながらバーに座っていた。
見渡せば人目につかないところにスネイプも居る。
紅茶を飲んでいた。
「ハリー！」
ウィーズリー氏はハリーににっこり笑いかけ、Aを見た。
「君は…」
「Aだよ、A、」
「A･アマリリス嬢かい？」
ウィーズリー氏はロンを遮ってまたまたにっこりAに笑いかけた。
『ええ。A･アマリリスです。』
「アーサー･ウィーズリーだ。パーシーが随分お世話になったようだね。七年も挨拶してなかったなんて申し訳ない。」
かなり好感が持てる人だ、とAは思った。
「おやおや、こんにちは。」
一方パーシーはAとは初対面かのように振舞った。
「A、お目にかかれて誠に嬉しいよ。」
Aを含め、周りにいたハリーとロンは必死で笑いをこらえた。
「お変わりありませんか？」
『何、急に。』
「A！」
双子のウィーズリーのどちらかがパーシーを肘で押し退け、前に出て深々とお辞儀をした。
「お懐かしきご尊顔を拝し、何たる光栄！」
今度は双子のもう一人がAの手を取った。
「ご機嫌麗しく、恐悦至極に存じ奉り、」
「いい加減におやめなさい！困ってるじゃないの！」
パーシーは顔を顰め、ウィーズリー夫人と思われる人は双子に怒鳴った。
「お母上！お目もじ叶い、何たる幸せ！」
「おやめって言ってるでしょう！」
Aは思わずこのやり取りに笑ってしまった。
「あなたがAね？」
ウィーズリー夫人は大荷物を置きながら言った。
「モリー･ウィーズリーよ。」
『どうも。』
「あぁ、我が家の素晴らしいニュース聞いた？」
ウィーズリー夫人はパーシーの胸に光る真新しい金バッジを指し、晴れがましさに胸を張って言った。
『おめでとうございます。』
Aは社交的に言った。
「ようやく君に追いついた。正直僕は今年も首席が取れないと思っていたんだけどね、どうやら試験がなかった分、授業態度が加味されたらしい。」
『それは良かったじゃない。念願達成。』
Aは磨きのかかった笑みを魅せるとその場を立ち去った。
(その場にいた男性陣は一般客も含め、一瞬骨抜きにされた。)
勿論、その瞬間スネイプが颯爽と現れ、Aの手を掴んで姿現わししたのは言うまでもない。
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アキナ - おもしろいです！作者様のペースで更新頑張ってください！ (2021年7月19日 16時) (
レス) id: 4ce2f65376 (このIDを非表示/違反報告)
和恋(プロフ) - めっちゃ続き読みたいです！更新待ってます！！ (2021年4月29日 15時) (レス) id: c286ccdbac (このIDを非表示/違反報告)
セブラブ - こんにちは！最初のシリーズから今までのを見てとても好きな作品になりました！これからも更新頑張ってください！ (2021年4月8日 23時) (レス) id: c2a3af8909 (このIDを非表示/違反報告)
セブ妻狙い - 大好きな作品です！スネイプ先生との関係が破綻仕掛けてるとこにそわそわしながらも楽しませてもらってます！これからも頑張ってください！！！ (2021年3月31日 1時) (レス) id: 1c25d764dd (このIDを非表示/違反報告)
魔法使い隊 - 更新楽しみにしてます。頑張ってください。 (2021年3月30日 17時) (レス) id: b2f17d6310 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ドナ | 作成日時：2021年3月9日 22時
