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ハロウィンの朝、三年生はやけにソワソワしていた。
何しろ、三年生にとって初のホグズミード行きの日だったからだ。
勿論、他の上級生も勉強の息抜きとして行く者が多かった。
「じゃあ私達行くわね。」
『ええ、デート楽しんで。』
Aは玄関ホール付近で手を繋ぐドナとマイクを見送ると特にすることも無く城の中を徘徊した。
「おや、ミス･アマリリス。」
突然掛けられた優しそうな男の人の声にAは当たりを見回した。
『ルーピン先生。』
階段の上からの声だった。
いつも通りみすぼらしいローブを来ていたが二ヶ月がたった今、それを気にする生徒の方が少なかった。
何しろルーピンの授業はこれまでにないほどに大好評だからだ。
実践も面白く、理論や座学も大変興味をそそられる話をしてくれていた。
「ホグズミードには行かないのかい？」
『ちょっと気分が乗らなくて。』
だって、愛する父親が滅び、ハリーの両親の命日だから。
「それなら、私の部屋でお茶しないかい？君とじっくり話してみたかったんだよ。授業になかなか出てくれない君とね。」
ルーピンはニヤリとした。
「どうして授業に出てくれない？」
ルーピンは足を動かしながら尋ねた。
「君は才能があって優秀だとスネイプ先生から聞いていたんだけどね。」
『あら、意外。彼がそんなことを言うなんて。』
「彼？」
足を止めてAの方に顔を向ける。
『スネイプ先生。
思わずAの顔が綻んだ。
「…君とスネイプ先生はどういう関係なんだい？」
聞きにくそうに遠慮がちに尋ねる。
『無理、しない方がいいんじゃない？同学年なんでしょう？』
「知ってたのかい？」
『そのことを勝手に知っちゃった関係なの。』
Aは妖艶に口角を上げる。
ルーピンは一瞬驚いたような顔をしたが直ぐに｢興味深いね。｣と言って目の前の自室の扉を開けた。
『どうも。』
流石、英国紳士。
レディーであるAを先に入れてくれた訳だが、当の本人は中々入ってこない。
部屋の隅には大きな水槽が置いてあった。
確か…グリンデロー。
『ルーピン先せ、』
「ハリー？」
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アキナ - おもしろいです！作者様のペースで更新頑張ってください！ (2021年7月19日 16時) (
レス) id: 4ce2f65376 (このIDを非表示/違反報告)
和恋(プロフ) - めっちゃ続き読みたいです！更新待ってます！！ (2021年4月29日 15時) (レス) id: c286ccdbac (このIDを非表示/違反報告)
セブラブ - こんにちは！最初のシリーズから今までのを見てとても好きな作品になりました！これからも更新頑張ってください！ (2021年4月8日 23時) (レス) id: c2a3af8909 (このIDを非表示/違反報告)
セブ妻狙い - 大好きな作品です！スネイプ先生との関係が破綻仕掛けてるとこにそわそわしながらも楽しませてもらってます！これからも頑張ってください！！！ (2021年3月31日 1時) (レス) id: 1c25d764dd (このIDを非表示/違反報告)
魔法使い隊 - 更新楽しみにしてます。頑張ってください。 (2021年3月30日 17時) (レス) id: b2f17d6310 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ドナ | 作成日時：2021年3月9日 22時
