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頭を散々使う変身術の後の時間は
ハグリッドと共にヒッポグリフの世話(半強制)をしていると黄色のローブ、即ちハッフルパフ生のまだ二年か三年生程の男の子が近寄ってくる。
ヒッポグリフとは半分鳥、半分馬というショックを受け入れればとても美しい生き物だ。
「おお、ロルフじゃねぇか！」
ハグリッドにロルフと呼ばれた少年はAを見ると顔をパッと明るくさせた。
「こんにちは、ハグリッド。……あの、A･アマリリスさんですよね？」
『…そうだけど。』
このように知らない生徒から声をかけられることはAにとって珍しくはなかった。
Aは羽根をとくのを辞め、声の主の方へ体を向ける。
「あの、僕、あなたはホグワーツ一優秀だと聞きました。良ければ僕に変身術を教えてくれませんか？あ、魔法史でもいいんですけど…やっぱり、呪文学かな……」
『…ハグリッド？』
Aは“誰？”と言う顔をしてハグリッドを見る。
「こいつぁ、ロルフ･スキャマンダーだ。魔法生物飼育学は一年の時から大得意なんだが、ちぃと苦手な教科が多いんだ。」
『スキャマンダー…』
「ケトルバーン先生が推奨してなすった教科書を書いたニュート･スキャマンダーの孫だ。お前さんもニュート･スキャマンダーの教科書使ってただろうが。」
あぁ、あの一年生の時に買わされたっきり三年まで使わなかった教科書か…
『あなたも魔法生物が好きなの？』
「はい。祖父の影響で。Aさんは、」
『Aでいい。』
Aは柔らかく微笑んだ。
「Aはよく動物の世話をしているの？」
『一応ね。』
半強制的にね。
授業をサボってばっかりで暇してる私が悪いのだけれども…
「それじゃ、僕に世話をしながらでいいので勉強を教えてください！」
『私これでもNEWT学生なんだけど。』
Aは琥珀色のヒッポグリフにフェレットをやった。
「…やっぱり、駄目、だよね……」
そう言うロルフは分かりやすく肩を落とした。
「ほれ、ロルフ！Aはそうやって言ってるだけだ。ちゃーんと教えてくれる。」
『ハグリッド。』
「いいじゃねぇか。」
ハグリッドは｢な？｣とこれまた半強制的に頷かせると満足そうに笑った。
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アキナ - おもしろいです！作者様のペースで更新頑張ってください！ (2021年7月19日 16時) (
レス) id: 4ce2f65376 (このIDを非表示/違反報告)
和恋(プロフ) - めっちゃ続き読みたいです！更新待ってます！！ (2021年4月29日 15時) (レス) id: c286ccdbac (このIDを非表示/違反報告)
セブラブ - こんにちは！最初のシリーズから今までのを見てとても好きな作品になりました！これからも更新頑張ってください！ (2021年4月8日 23時) (レス) id: c2a3af8909 (このIDを非表示/違反報告)
セブ妻狙い - 大好きな作品です！スネイプ先生との関係が破綻仕掛けてるとこにそわそわしながらも楽しませてもらってます！これからも頑張ってください！！！ (2021年3月31日 1時) (レス) id: 1c25d764dd (このIDを非表示/違反報告)
魔法使い隊 - 更新楽しみにしてます。頑張ってください。 (2021年3月30日 17時) (レス) id: b2f17d6310 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ドナ | 作成日時：2021年3月9日 22時
