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マクゴナガルがハッキリと言った。
その瞬間、Aとハリーは息を飲み、ロンはへなへなと崩れ落ちた。
「全校生徒は明日、帰宅させなければなりません。」
またマクゴナガルの声だ。
「ホグワーツは…おしまいです。」
すると、職員室のドアがバタンと開いた。
「大変失礼しました。ついうとうとと……なにか聴き逃してしまいましたか？」
なんとロックハートだった。
ハリーはその声を聞いて先程のロンのようにへなへなと崩れ落ちた。
大方、ダンブルドアが戻ってきたと思ったのだろう。
するとスネイプが一歩踏み出したのが洋服掛けの隙間から見えた。
「なんと、適任者が。…まさに適任だ。ロックハート、女子生徒が怪物に拉致された。秘密の部屋そのものに連れ去られた。いよいよ、あなたの出番が来ましたぞ。」
ロックハートの顔から血の気が引いた。
「その通りだわ、ギルデロイ。」
スプラウトが口を挟んだ。
「昨夜でしたね。確か、秘密の部屋が何処にあるのかとっくに知っていると仰ったのは。」
「私はー、私は…その……」
ロックハートは口もごった。
「そうですとも。部屋の中に何がいるか知っていると自信たっぷりに話しませんでしたか？」
フリットウィックが追い打ちをかけるように言った。
「い、言いましたかな？…覚えていませんが……」
「我輩は覚えておりますぞ。ハグリッドが捕まる前に自分が怪物と対決するチャンスが無かったのは至極残念だとかおっしゃいましたな？」
スネイプは意地悪だ。
『すごく今ならセブルスを応援できる気がする…』
「本当だよ。」
「同感。」
ロックハートは石のように非常な先生方の顔を見つめた。
「私は…何もそんな…あなたの見解では……」
「それではギルデロイ、あなたにおまかせしましょう。」
マクゴナガルが最後に通牒を突きつけた。
ロックハートの笑顔はとっくに引き攣っていたが、それに加えて唇はわなわなと震えていた。
「よ、よろしい。へ、部屋に戻って…し…支度をしてきます。」
ロックハートは最後の力を振り絞って笑うと直ぐに出ていった。
「さてと、」
マクゴナガルは鼻の穴を膨らませる。
「これで厄介払いが出来ました。寮監の先生方は寮に戻り、生徒達に何が起こったのかを知らせてください。そして、明日一番の特急で生徒を帰宅させることを伝えてください。」
マクゴナガルがそう言うと先生達は席を立って次々に職員室を後にした。
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Sirva - 凄く面白いです！これからも頑張ってください！ (2021年3月9日 21時) (
レス) id: 03e7803ec8 (このIDを非表示/違反報告)
スノウ(プロフ) - めっちゃ面白かったです！アズカバン編も楽しみにしてます！ (2021年3月6日 14時) (レス) id: 4bf735c37e (このIDを非表示/違反報告)
ai(プロフ) - 本当に面白いです！！これからも応援してます。無理せず頑張ってください！ (2021年3月2日 8時) (レス) id: d9a553c393 (このIDを非表示/違反報告)
ぺこ(プロフ) - はじめまして！とっても面白くて、今日で最初からここまで読んでしまいました！続きも待っています！ (2021年3月1日 17時) (レス) id: 9a6c0b76ac (このIDを非表示/違反報告)
惺南(プロフ) - ホントに面白いです！大好きなシリーズなのでぜひぜひアズガバンの囚人もやってほしいです！！！ (2021年2月24日 16時) (レス) id: 3aa5eaa043 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ドナ | 作成日時：2021年2月19日 23時
