背徳感 ページ34
太宰と敦は扉を開けられないでいた。まるで腕が上がらないかのようにぷらんと手が下がっている。
「敦くん」
「帰りたいです…」
二人が微妙な反応をするには理由があった。先程から国木田とAの声がするのだ。
それが何でもないただの会話なら良かったのだが、どうやらそうではないようだ。
「あの二人ってできてたんだね。私知らなかったよ」
「いや誰も知らなかったと思いますよ?」
「国木田さんそこじゃなくてもっと」
「ここか」
二人は顔を見合わせた。なんだろうか、この背徳感。しかし、あの二人が職場でこんなことをするのがいけないのだと太宰は思い切って扉を開けた。
「ん?」
何故、Aは国木田にマッサージをされているのだろうか。
自分はもっと面白い展開を期待していたのに。敦もこれには拍子抜けした。
「国木田さんマッサージ上手いよね、今度肉球触らせてあげる」
「本当か」
嫌な方向で人騒がせな二人だ。
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左目から鯖味噌(プロフ) - 結さん» 一夜と六夜しか未だ読めずにいますし、ひとつの夢と一夜の内容をかけたかったので夢一夜とサブタイトルを付けさせて頂きました主に短編、中編作品ばかり読んでいますが上手く物語に入れる事が出来るように頑張りたいと思います。コメントありがとうございます。 (2016年6月11日 12時) (レス) id: 7e4ff29a97 (このIDを非表示/違反報告)
結(プロフ) - 夢十夜ですね!私、大好きです!いつも応援してます。これからも頑張ってください。 (2016年6月11日 11時) (レス) id: df8cc1ba1e (このIDを非表示/違反報告)
左目から鯖味噌(プロフ) - Hiyoriさん» 感想ありがとうございます。楽しみにされた分、良いと思って頂けるような作品を作ることが出来たらな、と思っております。応援に応えられるよう、努力致します。 (2016年5月16日 23時) (レス) id: 7e4ff29a97 (このIDを非表示/違反報告)
Hiyori - 続きも楽しみにしてます!頑張ってください! (2016年5月16日 22時) (レス) id: 4584690b17 (このIDを非表示/違反報告)
左目から鯖味噌(プロフ) - konohaさん» いえいえ、お気になさらず。見て下さりありがとうございます。応援に応えられるよう、邁進致します。 (2016年5月15日 20時) (レス) id: 7e4ff29a97 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:左目から鯖味噌 | 作成日時:2016年5月15日 17時