検索窓
今日:5 hit、昨日:15 hit、合計:104,965 hit

子供9 ページ9

「つまり、あのロボットがしつこい…でOKでしょうか」


土方さんと総悟くんにバレないように自室に通し、話を聞いた。


「助けてほしいんだよ…頼むよマジで」


しっかりと話を聞いたところ、かなりあのロボットが暴走しているらしい。

銀ちゃんの好きな物を把握しているがため、尽くそうと尋常じゃないほど全力でご奉仕してくるとか。


「昨日はいちごミルク5トンだ。俺の枕元にずらりと並んであった…外に出ればいちごミルクが大量に積まれたトラックが…」


思い出しただけでも寒気がする、と幽霊でも見たかの様な反応でうずくまっている。


「そんなこと言われましても…元々は銀ちゃんがまいた種なんじゃないの?」


そう確信を着けば、グサッと胸を痛める銀ちゃん。

胃がキリキリしていたのは私の方なんだけどなぁ。


「ごめん銀ちゃん、屯所では匿ってあげられない。命狙われてるとかならまだ分かるけど、そんな理由で土方さんが了承してくれるとは思わないんだもん…。家、帰って?」


満面の笑みでそう言えば、銀ちゃんは笑顔をひきつらせた。

さんざん私を振り回した罰だ。

とっとと処理してこいアホ天パ。


その時。


何か思いっきり壊される音が響いた。

屯所全体に響き渡った衝突音。

思わず立ち上がり、腰にかけていた刀を手に取った。

自室から出ると、音を聞き付けた土方さんがすでに廊下に出ていて。


「あ!?土方くんと部屋隣だったのかお前!!!」


私の後から出てきた銀ちゃんが喚き出す。


「ちょ、銀ちゃん何出てきてんの!?アホなの!?」


「あ゛ぁ!?なんで万事屋がいんだ!!」


こちらも叫ぶ。

ふ、副長にバレてしまった…。

って、そんなことより…!!


音がした方へ、つまり門へ三人で行く。

すると既に隊の皆が集まっていて、全員が一点を凝視していた。

あそこにいるのって…。


「銀時くん、迎えに来たよ♡」


右腕がライフルに改造されていて、左手には刀が握られている。

両肩から出ているのはミサイルか。

あれで門を壊したって言わないでしょうね…。


「な、なんだありゃ…」


土方さんが私の隣に来て目を点にしたので、軽く説明をする。


「そのまんまですよ土方さん…あれは銀ちゃんを迎えに来たアンドロイド愛梨ちゃんです。銀ちゃんの今の恋人なんじゃないですか」


嫌味を込め思いっきり銀ちゃんを睨むと、白目&涙目でピクピクしていた。


「お、大人しく家に帰りやす…」

子供10→←子供8



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (136 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
226人がお気に入り
設定タグ:坂田銀時 , 夢小説 , 銀魂
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

お茶(プロフ) - アルムさん» 素敵なコメントありがとうございます!!心の支えでございます涙次回作も宜しければ読んでいただけたら光栄です!ありがとうございました!! (2019年11月8日 23時) (レス) id: 7f31983ff2 (このIDを非表示/違反報告)
アルム(プロフ) - お茶さんこんにちは! 番外編完結おめでとうございます。1シリーズのときからずっと好きで毎日読んでいました。お茶さんの綴る文章、大好きです。毎日お疲れ様です。次回作も楽しみにしています。 (2019年11月8日 23時) (レス) id: 4726a4adc0 (このIDを非表示/違反報告)
お茶(プロフ) - みゃんさん» わぁぁあコメントありがとうございます!続き頑張って書きあげますね!! (2019年9月4日 0時) (レス) id: 7f31983ff2 (このIDを非表示/違反報告)
みゃん - 一気に読んじゃいました!めっちゃ面白いです!!続きが早く見たいです! (2019年9月3日 22時) (レス) id: 21dc5ec498 (このIDを非表示/違反報告)
お茶(プロフ) - あくび少女さん» コメントありがとうございます!ニヤニヤ…( -∀-) (2019年9月1日 1時) (レス) id: 7f31983ff2 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:お茶 | 作成日時:2019年4月9日 2時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。