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子供34 ページ34

〜Aside〜


非常に困った事態に巻き込まれている。

私は今、強盗犯に捕まっていた。


土方さんに「俺のそばから絶対に離れるな」とメンヘラ的束縛を受けていて、外の空気が吸いたくなった午後六時。

今日起きた出来事にまだ頭がついていけていなかったので、冷静になるために、というのもあった。

だから、フラッと立ち寄っただけだ。

そこはただのコンビニで。

甘い物をたくさん買って、万事屋に嫌がらせの如く送り付けてやろうと棚を物色しながら考えていた。

その時。


「ここにいるやつ全員跪け!!!」


自動ドアからノコノコやってきたのは、銃を持った三人の男。

三人とも黒い帽子にパーカー、そしてジーパン。

顔は丸わかりだったが、一人はサングラスをしている。

分かりやすい強盗に、周囲にいたお客さんがキャーっと悲鳴を上げた。


「手上げて隅に集まれ、早く!!!」


興奮しているのか、かなり苛立っているのか。

口調は荒く、とにかく急かされた。

カウンターにいた店員も隅へと移動され、私含めて七名の客と店員が座らされた。

サングラスの男が座った私の隊服を見て顔を引きつらせる。


「てめぇ真選組だな?仲間呼んだらここのヤツらを殺す。いいな」


まずいことになった。

というか、めんどくさい事になってしまった。

ハンドガンを額に突きつけられ、近くに座るお客さんが震え始める。

私は、冷静に相手の目を睨んでいた。

今この人が何をするのか分かったもんじゃない。

下手に煽って抵抗するもんなら、簡単に発砲しそうだ。

この状況で、今ここにいる皆を完璧に守れる自信が無い。


「刀、寄こせ」


言われると思っていた。

仕方なく、私は腰に下げていた刀に手を伸ばす。


その瞬間だった。


____ピンポンピンポン

…は?

入店音が鳴った。

意味が分からず目を向けると、そこには


「ゴルァ!!!その女離せ馬鹿野郎共!!!」


ぎ、銀ちゃん!?

木刀を片手に叫び散らす銀ちゃんが。

な、なにあのテンション…。

というかなんでここに…!?


「女!!大丈夫か!?今すぐ俺が」


異様な光景に鳥肌が立ち、私は手にかけた刀をサヤごと抜き取り私に銃口を向けていた男を引っぱたいた。

そして跳ねるように飛び、残り二人の男の首筋にも思いっきり打ち込む。

一人は泡を吹き倒れ、もう一人は失神。

その様子を見ていた銀ちゃんは、口をぽかんと開けていた。

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お茶(プロフ) - アルムさん» 素敵なコメントありがとうございます!!心の支えでございます涙次回作も宜しければ読んでいただけたら光栄です!ありがとうございました!! (2019年11月8日 23時) (レス) id: 7f31983ff2 (このIDを非表示/違反報告)
アルム(プロフ) - お茶さんこんにちは! 番外編完結おめでとうございます。1シリーズのときからずっと好きで毎日読んでいました。お茶さんの綴る文章、大好きです。毎日お疲れ様です。次回作も楽しみにしています。 (2019年11月8日 23時) (レス) id: 4726a4adc0 (このIDを非表示/違反報告)
お茶(プロフ) - みゃんさん» わぁぁあコメントありがとうございます!続き頑張って書きあげますね!! (2019年9月4日 0時) (レス) id: 7f31983ff2 (このIDを非表示/違反報告)
みゃん - 一気に読んじゃいました!めっちゃ面白いです!!続きが早く見たいです! (2019年9月3日 22時) (レス) id: 21dc5ec498 (このIDを非表示/違反報告)
お茶(プロフ) - あくび少女さん» コメントありがとうございます!ニヤニヤ…( -∀-) (2019年9月1日 1時) (レス) id: 7f31983ff2 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:お茶 | 作成日時:2019年4月9日 2時

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