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子供7 ページ7

「源外さんが勝手にプログラミングした!?」


隣でモキュモキュと団子を食べる総悟くんの隣で、私は大声を出す。


「昨日のアンドロイドを返却した時、このアンドロイド愛梨ちゃんが飛びついてきてよ」


そのまま、ずっとベッタリで離れないと言う。

源外さんは銀ちゃんが本格的に試作品を試してくれると思ったらしく

だったら銀ちゃん様にプログラミングしよう!なんて訳の分からない思考に至ったらしい。

このアンドロイド愛梨ちゃんは、銀ちゃん専用のアンドロイド。

銀ちゃんの好物や仕草など全て熟知し、銀ちゃんの彼女として振る舞うらしい。


「秒でやって…今よ、今壊しなさい!!銀ちゃんが壊せないって言うなら私が壊してやる…」


私は立ち上がり腰にぶら下がっていた刀を手にし、ゆらりゆらりとアンドロイドのそばまで歩みを進める。


「ちょ待て待て待て!!!これ壊したら軽く百万は弁償ってことになってんだよ!!!」


ひゃ、百万!!??

値段を聞き、ゆっくりと刀を下ろした。

すると、アンドロイド愛梨ちゃんが銀ちゃんの腕に絡みつき自分の胸を押し当てる。


「キャー!愛梨怖い〜!なぁにこの女!」


ダメだ…今すぐこの女をぶっ壊したい…!!

上目遣いで私を見る目には涙が溜まっている。

どういう仕組み?ねぇ、その涙は本物ですか?あ?


「ってな訳で…あと一週間はこいつと共に生活をしねぇといけなくなっちまった」


振り払いもせずに苦笑いする銀ちゃん。

は…?一週間…??





次の日の朝。

総悟くんと車で巡察をしていると、遠くの方で銀ちゃんと愛梨ちゃんが歩いているのが見えた。

腕を組み、楽しそうに話をしている。

…なにあれ。


「姉さん、停車しやしょうか」


「お願いします」


総悟くんも隣で怒りのオーラを出す私を察してくれて、車を停めてくれた。

勢いよく外に出て、二人の前に現れる。


「A…」


「朝からデートなんて行く人だったっけ?」


この坂田銀時という男は朝が弱く、彼は集合時間に間に合ったことは無かった。


「いやそれがよ」


「Aさんでしたっけ?あなたには関係ないですよね?銀時くんと私の仲を邪魔しないでください」


銀ちゃんが説明しようとしたのを遮り、彼女が口を開く。

鬱陶しそうに私を毛嫌いすると、さっさと行っしまった。

ワナワナとその場で拳を握り、私は車に戻った。


「あの女なんですかィ」

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お茶(プロフ) - アルムさん» 素敵なコメントありがとうございます!!心の支えでございます涙次回作も宜しければ読んでいただけたら光栄です!ありがとうございました!! (2019年11月8日 23時) (レス) id: 7f31983ff2 (このIDを非表示/違反報告)
アルム(プロフ) - お茶さんこんにちは! 番外編完結おめでとうございます。1シリーズのときからずっと好きで毎日読んでいました。お茶さんの綴る文章、大好きです。毎日お疲れ様です。次回作も楽しみにしています。 (2019年11月8日 23時) (レス) id: 4726a4adc0 (このIDを非表示/違反報告)
お茶(プロフ) - みゃんさん» わぁぁあコメントありがとうございます!続き頑張って書きあげますね!! (2019年9月4日 0時) (レス) id: 7f31983ff2 (このIDを非表示/違反報告)
みゃん - 一気に読んじゃいました!めっちゃ面白いです!!続きが早く見たいです! (2019年9月3日 22時) (レス) id: 21dc5ec498 (このIDを非表示/違反報告)
お茶(プロフ) - あくび少女さん» コメントありがとうございます!ニヤニヤ…( -∀-) (2019年9月1日 1時) (レス) id: 7f31983ff2 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:お茶 | 作成日時:2019年4月9日 2時

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