花束２６ ページ26
「あっちぃなー男二人とかまじ無理だわー」
「そりゃこっちのセリフですぜィ。俺一人でも大丈夫って言ったんですがねィ、２人の方がいいって聞かねぇもんで」
毎週日曜日、３時半から５時まで店番を任された。
最近ここ『Flower of the angel』は徐々に知名度を上げて行った。
今では近所の老夫婦や、主婦などが訪れることが多くなり、人が増えてきた。
だが、膨大の知識を頭に入れていたAだったが、本格的に学びたいと考え、他の花屋に２週間の研修に行ってしまった。
元々行く予定はあったらしいが、至急予定を早めてほしいと要望があったらしく、この多忙になってきた時期に引き抜かれてしまったらしい。
そこで、頼れるのが俺しか、そう、俺しかいなかったので、店員補佐として選ばれた。
日曜は暇だし小一時間働けばいいと考えれば楽だと思い、引き受けた。
おかげでこの憎たらしい弟君と２人の時間を過ごさなくてはいけなくなったが。
「お、旦那、客ですぜ」
姉貴がいねぇ時にはデカい口開けて欠伸をかますこいつ。
スラッと足の長い女性客が現れると、すぐに狐の面を被った。
「お客様、いらっしゃいませ」
んだこいつ、やけに花屋が似合うのがまたうぜぇな。
てか、こいつの本職のダンスはどこいったんだよ。いつまで手伝いしてんだよこいつ！！
その後その客に総悟は呼ばれてしまい、俺１人でカウンターに残ることになった。
すると、数分後また別の客が現れた。
小学生と高校生だろうか。
背の低い女の子と、学ラン姿の男子が現れた。兄妹だろう、目元がよく似ている。
「いらっしゃいませ〜」
軽く挨拶すると、真っ赤な唇をした女の子が背伸びをしカウンターに手を乗せた。
そちらを見ると、握りしめていたのは五千円札。
後ろに立っていた坊主が、思春期特有の低い声で笑った。
「母の誕生日が今日で、花束のアレンジをしてもらいたいのですが、これで足りますか」
アレンジ、だと…！！！
まて、落ち着け銀時。
あれだよな、なんでも簡単に温められる主婦には欠かせない便利グッツ。
それは電子レンジ。誰かツッコめよ！！
違う、違う、まて、落ち着け！今はこの目の前のか弱き無垢な少女と少年の質問に答えるんだ。
「大丈夫っすよ。じゃあ、要望聞きますね」
なんか軽いノリで聞いちゃったけど、俺大丈夫なのこれぇぇ！！？？
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お茶(プロフ) - ginさん» 暖かいコメント本当にありがとうございます！私の妄想癖が爆発した作品です...笑アニメ化なんてとんでもない！笑 今連載中の作品も坂田銀時メインなので、ぜひよろしくお願いします！ご愛読ありがとうございました！！ヽ(*´∀｀)ノ (2018年9月4日 23時) (
レス) id: 7f31983ff2 (このIDを非表示/違反報告)
gin(プロフ) - そして、完結お疲れ様です！他の作品も頑張ってください！応援しています！ (2018年9月4日 21時) (レス) id: e17fc6e5e7 (このIDを非表示/違反報告)
gin(プロフ) - とても面白かったです！一気読みしちゃいました笑笑銀さんおしの自分にとってまじで最高の作品でした！読み終わった時に、あぁ、こんな恋愛してみたいなーなんて思ったり笑笑心が暖まるあったかいお話でした！アニメ化なんないかな？笑笑 (2018年9月4日 21時) (レス) id: e17fc6e5e7 (このIDを非表示/違反報告)
ｱｶﾂｷ(プロフ) - おもしろくて一気読みしてしまいました!! 完結お疲れ様です◎ 心がホッとするような、何かに気付かされるような、そんな素敵な作品だと思いました。これからの作品も楽しみにしています (2018年9月2日 11時) (レス) id: 451abd5f16 (このIDを非表示/違反報告)
お茶(プロフ) - 暁さん» 心温まるコメント本当に本当にありがとうございます！！実は、書きながら模索してストーリーを作っていくのですが、こうしたら読者も予想できない展開になるはず...で辿り着いたのが高杉元カレでした笑笑他の作品も読んでいただき光栄です！ありがとうございます！ (2018年9月2日 3時) (レス) id: 7f31983ff2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：お茶
| 作成日時：2018年6月10日 2時
