47、道化師 ページ6
Aside
『あ、用務員のおっちゃん!』
「なんだい?」
『職員の許可書欲しくて…。あ、興味あったらでいいんで!』
「わかったよ。後で他の人にも声かけとくな〜」
優しいな、清掃員のおっちゃん。いつも、入間くんと一緒に種植えとかしてる人。悪周期でもお願いには断れなくて、一緒に種植えしたらしい。
そして、遂にカルエゴ先生との決闘の日が来た。俺はただ興味あったらって言っただけだから、協力という協力はしていない。来るかな、職員の人。
「全教員の分を持ってきました。確認をお願いします」
「……。確かに全教員の分はある。故に、ハンコは押さん」
「え…。なんで…?」
「貴様らはそうだ。何も考えずに業火を掴もうとする。貴様らはただの道化師だ」
『カルエゴ先生は
「あぁ。Aの言った通りだ。まぁ、Aは協力しないと言っていたからないだろうな」
分かりやすい協力しないって言っただけだけどな…。俺だって少しは協力してるよ?モモノキ先生のとこ行ったり、用務員のおっちゃんのとこ行ったりしてるもん。助言だけしてあげた感じかな。
コンコン
「入間くんいる〜?許可書って言うの?持ってきたよ」
「ここに来て一枚か…」
「なんじゃ、足りんのか。お〜い!もっといるって!」
おぉ。結果、興味を持ったんやな。よかったな、入間くん。その後、続々と人が入ってきて入間くんに許可書を渡していく。みんなびっくりしてる。
「カルエゴ先生の言葉は正しい。今回は俺らの勝ちだ。俺らは確かに道化師だ。しかし、民衆の心を掴む。これは俺たち問題児クラスがロイヤル・ワンを使ってるところを見たいという興味の勝利だ。揃ったらハンコ押してくれんだろう?」
そして、カルエゴ先生がしぶしぶハンコを押して、俺たち問題児クラスはロイヤル・ワンに移動することになった。
-翌日
『あ、入間くんおはよー!これから開けるって!』
「そうか」
『あ、リードに負けたオリアス先生がいる!』
「ん…?一言余計な…」
ちょっとしょぼくれてるとこ可愛い。やっぱり教師は尊いよ。なんか、カルエゴ先生は家でも会うから耐性ついてきたんだよな。そして、ロイヤル・ワンが開かれた。みんな入るの早すぎない?
『入間くん…?』
入間くんが魔王の椅子に座った様はまるで魔王のようだった。
ラッキーデビル
パイモンちゃん
34人がお気に入り
「魔入りました!入間くん」関連の作品
この作品を含むプレイリスト ( リスト作成 )
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
hibiki(プロフ) - β=nanasi³さん» ありがとうございます!場面想像すると尊さで⚪︎んでしまいますよね。わかります! (2月24日 15時) (レス) id: de3ac271a4 (このIDを非表示/違反報告)
β=nanasi³ - …みんな尊いっすね…!私も場面を想像してたらタ ヒにそうです(?)やっぱ最高です! (2月24日 15時) (レス) @page30 id: 18b89fe2f6 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:hibiki | 作成日時:2023年10月23日 22時