82、妖精のトランペット ページ41
Aside
「ご趣味は…？」
今はプルソンに質問をしている。みんなは目立ってもらうためにプレゼンをしている。いや、無理だと思うけどな…。
ｽｯ…
「わ〜、消えないで！！」
「こいつ燃やしとくね！」
『燃やすって…』
その後、現れたり消えたりしてみんなが酷い言いようをする。逃げたと錯覚をしてみんなはクラスの外に出て行った。入間くんはここにいるけど…。
「プルソンくんいる？」
『多分いると思う。あー、いるなら耳だけ傾けて？みんな悪くしたいわけじゃないのと、ここから出たくないだけだから』
そんなこと言えば、スッと出てきた。そして、凄く1人でもんもんと喋る。ほんとにおしゃべりなんだな…。音楽祭だけでも出てくれないかなー…。
『音楽祭だけでもダメ？目立つことがないようにはしてあげるんで』
「そんくらいなら…」
「見つかんなかったー！」
ｽｯ…
「すみません、A様、入間様！」
「えっと、喋ってたよ？凄くおしゃべりで…」
リードが幻覚かと疑えば、アズに燃やされかける始末。俺が最後に会話したことをみんなに伝えれば、なんとか考えてくれるそうだった。
「でも、どうしよっか…」
疲れて、教師の癒しをもらいに職員室へ行く。その間にトランペットの音が聞こえてきた。
『失礼しまーす』
「Aちゃんどうしたのー？」
『疲れたので、教師の癒しをもらいに来ました。というか、バラム先生髪伸びてる！可愛い！』
「羽毛期なんだって！すぐ伸びちゃうらしいよ！」
『あの髪の毛に埋まりたい…』
バラム先生の髪が伸びているの見ただけですっかりと回復した。用事は済んで、屋上へ行けばプルソンがいた。
『へぇ〜、ここで吹いてたんだ…』
「え…？なんで、いるの…？」
『屋上の方が君のトランペットの音聞けると思って』
「なんで知ってんの？」
『それはひーみつ！』
プルソンが引き続き吹けば、俺は静かに耳を傾ける。そんなことをしていたら、いつの間にか入間くんが来ていた。
「かっこいぃ〜！！凄いねプルソンくん！めっちゃキラキラしてた！」
『そこまでにしてあげて』
「Aいたんだ…」
気づかれてなかった…。悲し。その後、プルソンがどっかいこうとしたけど、入間くんによって引き止められた。
「わがままなんだけど、君の音をみんなに聞いてほしくて！」
音だけなら貸してくれるとのことで、なんとか了承を得た。
ラッキーデビル
パイモンちゃん
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hibiki(プロフ) - β＝nanasi³さん» ありがとうございます！場面想像すると尊さで⚪︎んでしまいますよね。わかります！ (2月24日 15時) (
レス) id: de3ac271a4 (このIDを非表示/違反報告)
β＝nanasi³ - …みんな尊いっすね…！私も場面を想像してたらﾀ ﾋにそうです（？）やっぱ最高です！ (2月24日 15時) (レス) @page30 id: 18b89fe2f6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：hibiki | 作成日時：2023年10月23日 22時
