81、もう1人の悪魔 ページ40
Aside
「あ、Aきたー!おはよー!」
『みんな、認識阻害眼鏡もってる?』
「はい!A様の分もあります!」
『俺は自分の持ってるんで…』
収穫祭が終わり、すっかり冬とも呼べるような季節になってきた。みんなの冬服似合うな〜。カルエゴ先生があれでもないこれでもないって凄い苦戦してた…。
『よし、行こっか!』
「うん!」
そして、向かうはロイヤル・ワン。着けば、すでにみんないた。
「あっ来た!あと、それ何…?」
『浮かれてたアホを引っ張ってきた』
普通は位階上がれば恐れられるはず。なのに、なぜか囲まれるし遠慮がなくなっている。なんで?
『次ってなんだっけ?』
「音楽祭ですね!」
「一度位階確認しよ!」
リードの一言で、軽く確認をする。
「リード浮いてんな」
『ね。俺とリードはなんか浮いてる』
「いや、Aちゃんは浮いてないから…」
え?どっちかと言えば、俺はリード側じゃね?貴族じゃないし、貴族の2人と比べれば浮いてるっしょ。
「あとは、姐さんですね…」
「ごめんなさいね」
「とんでもないっす!」
「もはや4みたいなもんです!」
『もう存在が4だから大丈夫!』
「なぜか姐さんのことになるとAも向こう側だよな…」
そりゃあ、問題児クラスが誇る女神様だからね!こうなるのも当然でしょ!はっ、カルエゴ先生にお願いすればいけるんじゃね?
「つまり!僕の作戦はこうだ!姐さんにバッチバチに目立ってもらって、ついでに全員4に上ろう!という!」
「おぉ〜!!」
「12人で出来る出し物ってことで!」
『あと1人の2位階の人はどうすんの?』
「えっ?」
「朝っぱらから喧しい!粛にせんか!」
『すんませーん。あ、プルソンどこにいる?』
「そこにいるだろ」
そして、カルエゴ先生の方を向けばプルソンがいた。そのまま消えてった。みんなは幻とか思ってるみたいだけど、1人の悪魔だから。
「最初からいただろ。よく思い出せ」
「とにかく!2なら目立ってもらわないと…!」
「それは難しいだろうな。特に目立つのは」
『なんてたって、家系能力は認識阻害。目立たないことを信条としてる悪魔だよ!』
そんな俺とカルエゴ先生の言葉で絶句したみんなの顔。いや、そんな顔されても…。とにかく、なんとかするしかないな…。
ラッキーデビル
パイモンちゃん
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hibiki(プロフ) - β=nanasi³さん» ありがとうございます!場面想像すると尊さで⚪︎んでしまいますよね。わかります! (2月24日 15時) (レス) id: de3ac271a4 (このIDを非表示/違反報告)
β=nanasi³ - …みんな尊いっすね…!私も場面を想像してたらタ ヒにそうです(?)やっぱ最高です! (2月24日 15時) (レス) @page30 id: 18b89fe2f6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:hibiki | 作成日時:2023年10月23日 22時