79、レッツ、お菓子作り! ページ38
Aside
「数多の敵をなぎ倒したこの右腕解放の時!このクッキーは完成するのか!?続く!」
『おぉー…』
今は久しぶりの朗読会。収穫祭も終わったし、久しぶりに顔を出してみようと来た。入間くんのあの熱演、トートーさんに見せたからだろうな…。
「今日は臨場感が凄かったな!」
「久しぶりで気合が…」
「菓子か…」
『アメリ会長?』
「あ、その!菓子作りに興味はあるのだが、うちの厨房は使えなくてな!」
「あ、なら!うちに来ます?」
『俺も行っていい?』
「うん!」
この2人で料理…。嫌な予感しかしないから、俺もついて行くことにした。いや、俺も出来ないけどさ、常識はあるよ。レシピあればまぁ、ギリ作れるくらいには。
「レッツクッキング!」
『またお邪魔してすんません』
「大丈夫です。では、私は向こうにいますので」
そして始まるお菓子作り。レシピを見ると、どうやらクッキーのようだ。クッキーは簡単って聞いたことあるから、俺でもなんとかなりそう。
「まずはバターをねって砂糖を加える…。えいっ!」
『入間くん!?違う違う!そこにどんくらい入れるか書いてあるよ!?』
「え?」
あ、ダメだこりゃ…。レシピ本くらいちゃんと読んでくれ…。きょとんとしてんの可愛いけど、違う。そうじゃない。
「おい入間。砂糖足りなくないか?」
『いや、限度!なんでも限度はあるから!』
あまりのおかしさに会長に敬語外れたよ。何事にも限度はあるから!入間くんも綺麗とか言ってないで!?
『ちょ、先に俺作るから、2人は真似してて…』
「え?うん…」
『レシピ本と…。まずは、バターに砂糖を50g…。測り器どこ?』
入間くんにどこにあるのか聞いて、ちゃんとgを見て加える。2人ともぽかんとしてるんだけど、これどうすればいい?
「器用だな…」
『いや、器用とかそう言う問題じゃないんで…』
その後も、俺が先にやって2人に真似してもらう。流石に爆発は起こさせないからな。
「これなんだろ…」
『それ多分、調理器具だから!2人は俺がやったことだけをしてて!』
この2人、料理となれば全くもってダメだ…。なんとか2人を落ち着かせて、完成させる。疲れる…。
「できた〜!Aすごい!」
『こんくらいは俺でもできる…。ほら、ラッピングしよ…』
教師を思いながらラッピングをしていく。すぐに疲れは吹っ飛んでいった。やっぱり教師の力ってすごいな…。何もなく終わったからよかった…。
ラッキーデビル
パイモンちゃん
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hibiki(プロフ) - β=nanasi³さん» ありがとうございます!場面想像すると尊さで⚪︎んでしまいますよね。わかります! (2月24日 15時) (レス) id: de3ac271a4 (このIDを非表示/違反報告)
β=nanasi³ - …みんな尊いっすね…!私も場面を想像してたらタ ヒにそうです(?)やっぱ最高です! (2月24日 15時) (レス) @page30 id: 18b89fe2f6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:hibiki | 作成日時:2023年10月23日 22時