番犬に拾われました。II【魔入間】

76、収穫祭ラスト ページ35

Aside

大国戦争が終わり、収穫祭は終わった。けろりんは自らの命を捧げる魔獣たちをポイントにはしなかった。その様子をカムイと姐さんと一緒に見た。さすが女王やな。

集計所に行くと、もうだいたいの人が揃ってた。問題児クラスが固まっている場所へ行って、リードと入間とくらりんを待つ。くらりんは途中から1人でどっか行ってしまって、それを入間が見つけてくれたとのこと。入間くんも悪魔っぽくなってきたよなぁ…。

「A様、入間様見ていませんか？」

『そろそろ来るやろ』

噂をしていると、阿保っ面な顔をした植物を持って戻って来た。あれが伝説の(レジェンド)リーフかぁ…。そうとは見えねぇよなぁほんと…。あれって、魔王デルキラが作ったんやっけ？頭お花畑の人だったんかな？

「あーー！どいてどいて！」

「このアホみたいな形状とムカつく顔…間違いない！」

「本物の伝説の(レジェンド)リーフゥゥゥ！！！」

そして、入間くんのとこに駆け寄るスージー先生とバラム先生。話を聞くに、本物とのこと。バラム先生のレジェンドリーフに対しての言葉が可愛い…。というか、スージー先生とバラム先生がレジェンドリーフ見て興奮してるとこ、癒しでしかない！可愛い！なんだあの組み合わせ！可愛い！この言葉に尽きる！！

「でも、惜しいねー。彼がいなければ一位だったんだけど…」

「彼は珍しい植物をたくさん集めてたからね」

オロバス・ココ。アロケルとアズが座学も武術も1位をよく取っているから、2位になってしまっている男。普通に考えて凄い悪魔なんだけど、あいつの側にいるオチョという2番信仰の悪魔によってこんなことになってしまった。シンプルに凄くて、かわいそうなやつ。

「異議あーり！計算があってませんよ、それ。」

『あっ、そうか。放送で鉢単体で二万って言ってたもんな』

「Aちゃん正解。そういうことですよ、先生」

「し、失礼しましたー…」

「伝説の(レジェンド)リーフなんて初めてだから、つい10万ポイントだとばっかり…」

そう言って、焦り模様を浮かべて訂正するダリ先生とスージー先生。そんなお2人も好きです…。教師みんな尊い…。

「てことは、入間・リードペアの逆転勝利だー！」

「入間くぅ〜ん！おめでと〜！よし、このまま表彰式しちゃおっか！」

切り替え早。ほんと、孫バカだよな理事長。そして、表彰式が始まった。

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ラッキーデビル

パイモンちゃん

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