72、初夜の教師陣 ページ31
-時は少し前に遡る
ダリside
「さぁて、暗くて怖くて静か〜な夜ですが、我々教師陣はてんてこ舞いです！」
僕の後ろはリタイア者の報告や、ポイントの集計、支持を待っている人から夜に助けを求めることができない人の救助をする教師たちの言葉で溢れかえっている。フィールド内とは違って荒れてんなぁ…。
「みんな一旦落ち着いて！順番だから！救助班はとりあえず出向いて！ポイントの集計は向こうね！暇なやつは救助に回って！」
みんなの声聞いて答えてる僕偉いと思うほんとに。カルエゴ先生にも救助班に入ってもらっているから、指示を出す人が僕しかいない。教師陣の1番の山場は初夜だからしょうがないんだけどね…。
「ダリ先生お疲れ様です！ふいっ！」
「あ、スージー先生！いやぁ、やっぱり初夜はいつになっても大変ですねー！」
少しずつ騒ぎも落ち着いてきて、生徒たちの様子を見ようと中継を見る。そしたら、問題児クラス3人とドロドロ兄弟が見えた。Aちゃん、あそこに1人で突っ込んでくなんて勇敢だなぁ。イポス先生も見たかっただろうな…。
「あそこ、夜中になっても戦ってますね！どのチームが勝つと思います？」
「僕はアスモデウスくんとサブノックくんのペアとドロドロ兄弟よりもAちゃんが勝つと思ってますよ！Aちゃんは自慢の生徒だしね！」
「ダリ先生はAさんのことお気に入りですしね〜。ふいっ」
2人で盛り上がっていたら、バラム先生が来た。弟子たちの活躍を見に来たのかな？ちょうど弟子たち頑張ってるもんね！
「僕は僕の弟子が勝つと思ってますよ。なんてたって鍛えがいがありましたからね」
「そりゃあ、弟子応援するでしょう！僕はAちゃんとは師団の件で関わりあるから応援するだけだし」
そして、バラム先生が延々と弟子の良さを語って来た。その間にスージー先生にスキンシップしている。スージー先生は嫌な顔ひとつもせずに一緒になって聞いていたら、イポス先生たちが戻ってきた。
「疲れたぁ…」
「初夜は疲れますよね…」
「あ！イポス先生ちょうどいいところに！今、Aちゃん映ってますよ！」
「え？あ、ほんとですね。鍛え方間違ってなくてよかった…。というかあそこまで教えてない気がするけど…」
自慢をするわけでもなく、ただ講師としてしっかりと出来ていることに安堵してた。また救助班に連れられる時はもうちょっと見てたいと嘆いていた。でも、教師としてしっかりやってもらわないとね。
ラッキーデビル
パイモンちゃん
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hibiki(プロフ) - β＝nanasi³さん» ありがとうございます！場面想像すると尊さで⚪︎んでしまいますよね。わかります！ (2月24日 15時) (
レス) id: de3ac271a4 (このIDを非表示/違反報告)
β＝nanasi³ - …みんな尊いっすね…！私も場面を想像してたらﾀ ﾋにそうです（？）やっぱ最高です！ (2月24日 15時) (レス) @page30 id: 18b89fe2f6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：hibiki | 作成日時：2023年10月23日 22時
