53、週末試験 ページ12
Aside
来たる、週末試験の日。入間くんによると、みんなで沢山頑張ったらしい。俺抜きでか…。まぁ、ずっと教師に教えてもらってたから仕方ないか。教師かクラスメイトなら教師取るしな。
「では、テスト開始！」
最初は魔術基礎学。いろんな魔術あったり、似てるような魔術もあってこんがらがりそうだけど、モモノキ先生の教え方が的確で思ってたよりもすらすら解ける。やっぱり、教師に教えてもらうのが1番だよな。もちろん、試験の内容は教えられてないし、教えて貰ったのは基礎中の基礎。応用の方は全部カルエゴ先生に教えてもらった。あの人ならそんくらいは簡単に教えてくれる。
キーンコーンカーンコーン
「終わりだ。回収する」
他の科目もやって、テスト全部が終わった。みんな、結構やりごたえがあったらしい。俺もなんとか出来たからよかったな。
「Aはどうだった？」
『俺？まぁまぁかな。実際に教師に教えてもらってたし』
「えぇ、それありなの？」
『教えてもらったって基礎中の基礎だよ…。それに、テスト勉強となるとカルエゴ先生に教えてもらったし』
「それもそれでどうかと…」
『俺が試験の内容は教えたらダメだし、俺だけ簡単にしてもダメだって言えばしっかりとそれ抜きで教えてくれたよ』
「教師がやろうとしてる時点で…」
大変だったよ、ほんとに。「人間だし分からないのは仕方ない」とか言いながら、贔屓しようとしてるもん。あの人、壊れたよな。バラム先生とかオペラさんとかに言っておこう。
「ただいまー。あ、そうか。今日は丸つけとかテストのことで忙しいから凄く遅くなるとか言ってたな…」
どうしようか。入間くんの家にでも行こうかな。暇だし。よし、行こう。
ピンポーン
「はーい。って、A！？どうしたの！？」
『暇だから来ちゃった！』
「と、とりあえず中に入って」
『お邪魔しまーす』
「あ、Aさんだったんですね。誰かと思いました」
『久しぶりです、オペラさん。使い魔授業ぶりですかね』
「そうですね。今から茶菓子用意するのでくつろいで行ってください」
ここはオペラさんのご意向に甘えることにして、入間くんと話すことにした。テストのここが出来たーとか、このへんむずかったーとか話してたら、いつのまにか日が暮れ始めていた。
「Aさん泊まって行きますか？」
『あ、カルエゴ先生が嫌がると思うので帰ります！』
家に帰ったら、カルエゴ先生がすでに帰ってきていた。
ラッキーデビル
パイモンちゃん
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hibiki(プロフ) - β＝nanasi³さん» ありがとうございます！場面想像すると尊さで⚪︎んでしまいますよね。わかります！ (2月24日 15時) (
レス) id: de3ac271a4 (このIDを非表示/違反報告)
β＝nanasi³ - …みんな尊いっすね…！私も場面を想像してたらﾀ ﾋにそうです（？）やっぱ最高です！ (2月24日 15時) (レス) @page30 id: 18b89fe2f6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：hibiki | 作成日時：2023年10月23日 22時
