番犬に拾われました。Ⅲ【魔入間】 (ページ7)

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91、大武闘会出場決定！？ページ7

Aside

「強くて可愛くて、チームとして連携とれて私たちの事情を受け入れてくれるアクドルなんて…！」

ここの警備局長にこっちの方が騒がしいと報告を受けて来たら、なかから聞き覚えのある声が聞こえた。とりあえず、聞き込み調査するか。

『すみませーん、こっちの方騒がしいと聞いてきたんですけどー…。って、リードと入間くん似合うね…』

「Aちゃん！？なんでここにいんの！？」

「アクバイト。カルエゴ先生学校行ってて暇だし」

「そんなのどうでもいいです！今は急がないと！メイクとって！衣装は前のでいいです！」

そしたら急にくろむちゃんに押し出されて無理やり着替えさせられる。いや、なんで！？ここに聞きに来ただけなんだけど！？

「どんな我儘でも彼女のためなら許してしまう！その圧倒的な可愛さと美しさで、若手アクドルNo.1と名高い、我らがアクドル"デビムス"所属！傲慢の歌姫、チームくろむ！！」

ちょ、えっ…！？なん、なんで！？ウォルターパーク以来ですけど！？しかもなんでこんな大舞台に！？

「なんと謎のアクドル・イルミちゃんも参戦です！そして、直前のメンバー変更でるるちゃんも参戦してます！」

急すぎて話についていけない…。その後、準備体操をさせられた。いや、急すぎて困りますけど！？

『ちょ、ちょっと待って！？急にさ、リードにこんな形でバレるって何！？それと、アクドルやりに来たわけじゃないんですけど！？』

「でもきっちり体操してくれたわね」

「というか、るるちゃんってAちゃんだったんだね…」

「軽く説明します。ちゃんと聞いてください」

その後、分かりやすい寸劇で説明された。ギャリーによる妨害を受けてメンバーが欠けて、そこに以前アクドルとして出た俺が来たからやってもらおうと…。

「とにかく！今はAちゃんの助けが欲しいの！」

『えぇ…、でもアクバイトが…』

「これもバイトです！」

「警備局には連絡しておくわ！」

『2人は準備してきただろうけど、俺は何もやってないし…』

「Aさんなら問題ないです！」

「サポートも万全だよ！」

『いや、でも急の慣れてないスカートは恥ずかしい！』

「僕らの方が恥ずかしいから！」

『いや、でもリードたちは似合ってるけど俺は…』

「Aも可愛いから安心して！」

何故か全部跳ね返されてやることに…。というか、可愛いって言われる耐性ないんよ…。まぁ、しゃあなしにやるか…。