番犬に拾われました。Ⅲ【魔入間】 (ページ5)

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89、ハウェーヤ、入間くん！ページ5

Aside

今日は入間くんの誕生日会をする日。モフエゴ見たいから、カルエゴ先生に行くことを伝えていない。会場に着くと、既に何名かいた。会長がどでけぇプレゼントを持っている。

理事長とオペラさんが来たところで、降魔の儀が始まった。俺はようわからんからみよう見真似でやってる。

「入間くぅ〜ん！ビックリした？」

「おじいちゃん！」

「入間様にふさわしい儀式です！」

「入間ちハウェーヤ！」

『入間くん遅いけど誕生日おめでと！』

「アズくん！クララ！A！」

そっから、入間くんの降魔の儀曰く誕生日会が始まった。入間くんは俺の言葉で誕生日会って理解したみたい。魔界と人間界って似てるけど、言い回し違ったりするから分かんなくなるときあるよな。

「入間くんの出身地は特殊で作法も違うから面白いでしょ！あ、僕が監修したんだ！」

『バラム先生が監修…。そりゃあ華やかになるわけだわ…。』

「A様…」

アズにもう飽きられてるわ。その後、カルエゴ先生いないとのことで呼び出すことに。

『よし』

「よしじゃない。お前が行くなら行くって言え！」

『えっ、だってモフエゴ見たかったんだもん』

「呼ばれないわけないでしょ〜、も〜」

『うっ…、教師の同級生の会話尊い…。ありがたや…』

理事長の始めの合図で早速本格的に始まった。入間くんは凄く困惑してるけど…。アズから順番に入間くんにプレゼントを渡していく。

「貴方が生を受け、この魔界に降り立ち、この地で生きてくださることに深く感謝します。ありがとうございます！」

「入間ち入間ち！捧げ物(プレゼント)何にしよっかなーって迷ったから全部持ってきた！10月4日も覚えたよ！いつもありがとう！」

『入間くんハウェーヤ！プレゼント何がいいかよく分からなかったから、普段使えるような物にしたよ！ありがとね！』

その後もみんなプレゼントを渡していった。バラム先生とカルエゴ先生から祝ってもらえるのいいなぁ…。俺は文房具とか認識阻害眼鏡とか渡しといた。ご飯はなんか他の人持ってきそうだったし…。いいのなかったから、いろいろ使えそうなのにしたんだよな。

「ハウェーヤ、入間くん！誕生日10月なんだね！ちなみに僕は9月生まれなんだけど〜、これはもう名実ともに入間くんが弟ってことで…」

リードが泣かせてドタバタになる始末。そのあとはいつも通りわちゃわちゃして楽しんだ。カルエゴ先生は凄く嫌そうにしてるけどな…。