番犬に拾われました。Ⅲ【魔入間】 (ページ16)

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100、ジャズの使い魔ページ16

Aside

あれ？ジャズがなんかしてる。何やってんだろ、ついていこ。この部屋に入った？軽く開けて覗くと、使い魔を呼び出してた。

「よし！使い魔召喚！」

「ヒャン！」

「あいっ変わらずふわふわだなぁ、お前…」

『わぁ〜！ジャズの使い魔可愛い〜！』

「え？って、なんでAちゃんがいんの！？」

『何やってんのかな〜？と思ってついて行ったら、ジャズが使い魔呼び出してたから』

「くっそ、しくった…」

ジャズ、見た目これで使い魔が小さい子犬って可愛いな。スプリット・ウルフだっけ？元はかっこいいのに、ジャズが呼び出すと小さくて可愛くなんの面白いな。なんか吹っ切れて特訓し始めたし。頑張った結果…、大道芸になった。うん、可愛い。お金これで稼げるよ。

「たしか、ロッカーに…」

ガチャ、バタン

『ジャズどうした？何かあった？』

ガチャ、ヒョコ

「おじゃまします」

『入間くん！？何やってんの！？』

つまり、入間くんがロッカーの中に隠れてお菓子食べてて、そこにジャズが来たと…。いや、ロッカーの中にいるは怖ぇよ！恐怖でしかないかな！？うん！！

「でも隠れなくていいんじゃ…」

「良くない！使い魔は個性の象徴だから！俺の使い魔なんて完全にもふえご先生類じゃん！」

『まぁ、せやろな…。俺の使い魔もそっち側だわ』

「え、そうなの？」

『うん。赤い猫ちゃんだから。もふもふしてて可愛いよ。なんか、俺もギャップ生じてない？』

「Aちゃんは元から可愛いから問題ない。それに比べて俺は…」

らしいです。ジャズに真顔で返された。赤い猫のオペラさん可愛すぎるもんな。てかさ、入間くん以外に俺の使い魔の正体知ってる人おるの？多分、カルエゴ先生も知らないよね。

「ん〜、僕はその子とジャズくん似てると思うけど…」

『照れると可愛いしな』

「…俺ってそんななの？」

『うん』

いろいろ話してたら、スプの尻尾の付け根に光るものを発見した。成長する方にかける入間くんと俺を見て成立しない言われたのは腹立ったけど、無視しよう。そのあと、入間くんと別れたら、スプが入間くんのお菓子盗んでた。いや、スプに隠せる場所ある？

「たしかに、これは似てるわ…」

『俺のものもなんか盗まれてそ〜…』

「Aちゃんの漁っても特に目星となるものないから大丈夫」

それはそれで…。まぁ、スプにも盗み癖あったのはびっくりしたわ。