友達の推し ページ7
そして、朝食を食べ終えた。私は今日は学校だと思い出し、立ち上がり用意をした。
「A、何処か行くのか?」
『えぇ、まぁ・・・はい。今日は学校の日ですから』
「そうか。・・・頑張れ」
そう云い、頭を撫でてくれる織田作さんに少しだけお父さんの面影を重ねて、泣き出しそうになった。
『・・・』
泣き出さないように目元に力を入れて、少し微笑む。
『いってきます』
随分前から云っていなかった・・・使っていなかった言葉を紡いだ。
「いってらっしゃい」
と、微笑み返してくれた彼に背を向け、歩き始めた。
・
そして、学校に着いた。
そしたら、唯一の友達である、
『おっはよー!2人とも』
「あ、おはよーA」
「おはーA!ねぇ、ちょっと聞いてー!」
と、瀬那がはいってきた。
『・・・どうしたの?』
「あのね、前云ってた新しいアニメで推し出来たの!」
『新しいアニメ?・・・あー・・・“文豪ストレイドッグス”だっけ?』
「そうそう。あのね、“織田作之助”っていうキャラなんだけど〜」
『ふーん。どんなキャラなのー?』
「天然なんだけど〜、可愛い感じなんだ〜!」
『え、ビジュは?』
「イケオジって感じなんだよ〜!」
と云い、ビジュをスマホで見せてきた。・・・すると、何故か見覚えのある彼でした。
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作者名:響音 | 作者ホームページ:http://yuuha0421
作成日時:2023年11月25日 17時