第一話 ページ3
朝、目が覚める。そして、いつも通り女物の着物を着た。･･･気持ち的には微妙だが、変に違和感をもたれるよりかはマシ。そんなふうに考えながら、用意を済ませた。そして、いつも通り、
『おはようございます･･･玉葉妃』
「あら、もう起きたのね、おはようA」
『はい、少し早く目が覚めたので･･･』
「そうなの。実は、この子も早く目が覚めちゃって･･･」
と、少し微笑む玉葉妃。ある意味運命みたいだ･･･そう思いながらも彼女に微笑み返した。
『そういえば、今日から新しく侍女になった人が居る･･･とか』
「え？･･･あぁ、そうなの。この子と私の命を助けてもらって･･･」
『そうなんですか･･･』
すごいな、何かあったのか？医術とか薬学とか。
「えぇ、貴方よりも年上だけれど、経歴は貴方と似たようなものだから、仲良くしてあげてね」
『･･･はい･･･』
そして、その後、その時に侍女になったであろう女の子と遭遇した。というか、自己紹介をさせられていたのに居合わせたのだ。その人とあまり関わることはないのだろう。そう思っていたんだが、
『え？』
何故か彼女が部屋にいた。
「あ、同部屋の人･･･ですか？」
『･･･お前の部屋は、此処なのか？』
「はい」
『･･･そうか。･･･なら、同部屋だな』
「･･･」
ジトっとした瞳で見られた。･･･如何してだろうか。
続く
お気に入り登録で更新チェックしよう!
最終更新日から一ヶ月以上経過しています
作品の状態報告にご協力下さい
更新停止している| 完結している
←Prologue
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 39人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：響音 | 作者ホームページ：http://yuuha0421
作成日時：2023年12月21日 14時
