【ツイステ】なぁ聞いたか？？...ＮＲＣには、廊下を爆走するオネエがいるらしい【男主】

◆PROLOGUE−２４◆sideイデア・シュラウド ページ29

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(なんか、あっちは大変そうですなぁ...(他人事))





闇の鏡に寮分けを拒否される正体不明の生徒は現れるわ、ふわふわとした心くすぐるケモノが暴れだすわ......
今年の入学式がてんやわんやになってしまったことで、一人快適な空間(自室)にてそれを観察していた僕は思わず、ふすりと鼻を鳴らしてそれを嗤ってしまった。



「はー、こんなイベント起こるとか.........生身で出るからこういう事態になるんだよ...わざわざ自分から強制イベントに突っ込んでくなんて、人生初見プレイじゃ酷すぎる話っすわ...」



...そのなかでも。
渦中に飛び込みなにやらテンションが上がっている一人の新入生。
正体不明の生徒に近づき、持ち上げたり、胸元をまさぐったり。

...正直馬鹿としか思えない。
絶対陽キャだし、関わりたくはないなぁ...なんて考えているうちに、その生徒は相手にぶん殴られた。
うわっ、痛そうｗ......あれ、でも今...？



殴られる直前彼が何か呟いたような気がして...僕は先ほどの映像を巻き戻し、その部分だけ音量を上げてみることに。
すると...



『...おんｎ(((殴

　 っゴファッッッ！！！？』

「......そんなのって、アリっすか(冷や汗」



あの不審者は男子じゃなく女の子。
勿論ここは男子校だから女子生徒が入れるはずはないのだが、彼女は何故か式典服を着ていて......？？

...ﾊｯ！！？これってまさか、お、乙女ゲーみたいな展開が始まったり...？！
いやああああ！！学園中の男子が！あの子に攻略されちゃう！！←



こうして僕の興味は完全に女子の方に移っていたのだが、殴られて地面にへたり込んだ彼が突然、天を突くようなガッツポーズをして...
あまりに綺麗なフォームに、気づけば「かっこいい...」という呟きが口から漏れ出ていた。



『っ勝った！これぞ人生カジュアルモード！ふはははは！！我が強運は世界一ぃぃぃぃぃ！！！！！』

(っま、まさかっ...！！？)



同志にしか伝わらない、彼の魂の叫び。
確かにこの胸に届いた.........と、いうことは！



「ふひっ、フハハッ...！！！これはもはや決定事項...あの生徒は...！我がイグニハイドの仲ｍ(((闇の鏡「ポムフィオーレ！」

　 ...な、なんですとぉぉぉ〜〜〜〜っっっ！？！？！？」






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...あまりのショックに放心していたら、いつの間にか入学式は終了しており、しまいには新入生が興味本位で僕のタブレットにべたべた触っていた。

......＼(^o^)／ｵﾜﾀ

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