36 ページ38
ナナシSide
振り絞って声を出した
『…ナナシ、邪魔しないでって言ってるでしょう』
ナ「……そんな奴、お前自ら殺す迄も無いだろ。」
そう言うと凛は鷹岡に向けていたナイフをおさめた
『ん…まぁ、それも一理あるね。ありがとうナナシ、僕らしく無かったよ』
にこりと笑うその顔は俺の知っている凛だった。…まぁ、この後之だけで終わらないのも此奴だが
鷹(…た、助かった?)
『…助かってないよ鷹岡。命は取らないけど君には法的な手段を取らせてもらう……次は法廷で会おう。2度と外には出れないようにしてあげるよ』
鷹岡が安心した顔からまた絶望した顔に戻された
可哀想だが、法廷で此奴に勝てる訳が無い。たとえ重罪人でも此奴なら簡単に無罪にしてしまうだろう
『て、事でさよなら屑♪』ニコッ
最後にスタンガンで気絶させると凛はカラス達に何か指示を出し、ヘリポートから不機嫌そうに下を見た
ガ「…やっぱ気付いてたか」
『そりゃねぇ……全く、君達のそういう所嫌いじゃないけれど』
ナ「……殴っていいか」
『よし!許そう!』
「「許すな!!!」」
矢張り命令違反をしていたらしい。毒をすり替えるなんて此奴ららしいが、盛られた側とすれば1発殴りたい
『…ガストロ、僕の死亡説はそのままにしておいてよ。久し振りにあった時面白そうだからね』
ガ「…ふっ、お前らしいな燐火。じゃっ帰るわ」
『・・・あ、思い出した。そのヘリ犯人の逃走用かと思って細工してたんだったや…』
「「え…」」
ぼふっ!と音を立ててヘリの動きが不安定になっていく
ナ「…お前のそういう抜かりの無い所が好きだ」
『僕も君の優しい所嫌いじゃないよ♪』
今度会ったら殺すッ!!!とガストロ達の叫び声と共にヘリは消えていった
ちなみに解毒剤を貰ったのでキツさはすぐに消えた
118人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
蒼 - 42話からしばらく名前のとこが(1人)になってますよ!! (2018年4月13日 17時) (レス) id: 8e3edf3d3f (このIDを非表示/違反報告)
黒夜(プロフ) - 悠さん» コメントありがとうございます!見た瞬間、凄く嬉しくて跳ねてしまいました(*´ω`*)これからもよろしくお願いしますね♪ (2017年12月21日 23時) (レス) id: eead03add3 (このIDを非表示/違反報告)
悠 - 楽しいですっ!更新頑張って下さいっ! (2017年12月19日 13時) (レス) id: a5cd8a01d7 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:黒夜 | 作成日時:2017年10月6日 22時