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カルマSide
『きたきたきたｯ！何すんのかなぁ！あの人の事だから洗脳かな?!』
凛は喜びのあまり両手を上下に振り、足をばたつかせる。まるでこうなる事が分かっていたかの様な態度にゲームをしていた手を止める
カ「…どうして分かってたの？」
『だってあの理事長がＥ組を上げる訳が無いでしょう？あの人はその為なら何だってするだろうから』
当たり前かのように凛はそう言った。ﾜｸﾜｸしているその姿は新しいゲームを貰った子供の様だ。
でも、正直ヤバイ気がする。守備は前に来ちゃったし、審判はあっち側･･･理事長先生の采配は伊達じゃない
このままでは凛の作戦は意味を成さないだろう
相手の攻撃
守備に行こうと席を立った時、凛に耳打ちをされる
『…カルマの出番だよ。全力で先程の事を抗議して欲しいんだ得意だろう？そうゆうの』ﾆﾔｯ
カ「監督…了ー解♪」ﾆﾔ
渚(何か凄く悪い顔してる！)
きちんと凛の命令通りに守備の事に対し、クレームを付けた。何も意味を成していない気がしたが、殺監督と凛は満足げに頷いた
3ー2で残るは野球部の攻撃だけ…となった時、殺監督を通じて凛から新たな作戦が伝えられた
ー進藤君のバットをぎりぎりで避けてくれ給え。大丈夫、君ら二人ならいけるさ。
理事長先生よりこっちの方が無茶を言ってくれる。失敗したら軽い怪我だけでは済まないよ。まぁやるけど
結果だけ言えば、勝った。
俺等を恐れて腰の引けた進藤君に走る気力は残って居なかった
･･･でも、そんな事より俺は見てしまった
洗脳されきった進藤君が出てきた時の凛の見蕩れ高揚している表情を。凛の興奮しきったあんな顔は之まで見た事も無かった。アレは…俺の知っている凛じゃない。誰だ、アレは。
それでも、試合が終わった後の凛はいつもの凛だった。俺はこの感情を飲み干す様に余っていた蜂蜜レモンを全て頬張った。酸っぱいながら甘い味付けはお世辞無しに美味しかった。
･･･でも、あの表情は脳裏に焼き付いて離れなかった。きっと忘れる事は出来ない。
本物の凛は…どれなんだと頭の中で問い続けた
それでも答えは見つからなかった
その為、俺は考える事を放棄して凛の後を追いかけた
あれは見なかったことにしよう
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蒼 - 42話からしばらく名前のとこが(1人)になってますよ!! (2018年4月13日 17時) (
レス) id: 8e3edf3d3f (このIDを非表示/違反報告)
黒夜(プロフ) - 悠さん» コメントありがとうございます！見た瞬間、凄く嬉しくて跳ねてしまいました(*´ω｀*)これからもよろしくお願いしますね♪ (2017年12月21日 23時) (レス) id: eead03add3 (このIDを非表示/違反報告)
悠 - 楽しいですっ！更新頑張って下さいっ！ (2017年12月19日 13時) (レス) id: a5cd8a01d7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：黒夜 | 作成日時：2017年10月6日 22時
