第23話 キヨside ページ27
『えっと…また、着てくれるの?』
キ「だって俺ら友達だろ?そんで、ホテル泊まるよりこっちの方が早ぇじゃん?だから、また泊まりに来ていいかって言ってんの。」
そういって俺はAの頭を撫でてやった。
…俺ってずりぃかな、なんでもするなんて言うからチャンスだと思ってまた泊まりに来る許可貰っちまった。
…なのにこいつ、着てくれるの?って…
『も、もちろん!仕事の日じゃなかったらいつでも大丈夫!』
そういって花見てえに笑うA。
…なんだよ天使かよ。
キ「…あのさ。」
『?なに?』
キ「…いや、なんでもねぇわ。」
なんでこいつはこうも、俺に対して警戒心ねえの?
ってか、誰にでもこうとかじゃねえよな?!
キ「なぁ、お前もしかしてこういう、男泊めたりとかよくすんの?」
『へ?!す、するわけないじゃんそんなの!』
すごく慌てた様子でAはそういう。
少し安心した、けどなんで俺?
『キヨはなんか…なんだろ、別にいいかなって思っちゃった。』
そういって笑う。
やめろよ、期待すんだろーが。
キ「なんだよそれ。」
でもAに釣られて俺も笑っちまう。
『ふふ、だから気にしないで泊まりに来て。』
やっぱ天使だわ、こいつ。
キ「おう、ありがとな。」
なんならずっと居たいけど、でもAの迷惑になったらダメだしな。
キ「じゃあ俺そろそろ帰るわ、邪魔したな。」
『ううん、また来るの楽しみにしてるね。』
玄関まで俺を見送りに来てくれるのに、少しきゅんとしちまった。
…なんか、一緒に暮せば良くね?
キ「…なあ。」
『なに…へ?』
気がついたら玄関先でAのことを抱きしめてた。
…しばらく会えないんだからこれくらいよくね?
いや良くねえな、付き合ってねーし。
キ「じ、じゃあな!」
『う…うん。』
最後の最後でAの顔見れずに出ていってしまった。
あーもう、全然かっこよくねーじゃねえか俺!!
『…びっ…くりした。』
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ねこ助(プロフ) - 研磨LOVEさん» ありがとうございます!中々更新できず申し訳ありません…!亀更新ですが、頑張ります! (2018年8月15日 20時) (レス) id: 01b69b86d4 (このIDを非表示/違反報告)
研磨LOVE - めっちゃ面白いです!更新、いつまでも待ってます。 (2018年8月1日 0時) (レス) id: 275071a833 (このIDを非表示/違反報告)
°☆*+.める.☆*+。 - ねこ助さん» 全然大丈夫ですょ!!!(*'▽'*) 気長に待ちますのでお身体には無理しなぃ程度に更新してくださぃ!( ´ ▽ ` ) (2018年4月18日 21時) (レス) id: 35131b408c (このIDを非表示/違反報告)
ねこ助(プロフ) - °☆*+.める.☆*+。さん» 応援ありがとうございます!まったり更新していくのでこれからもよろしくお願いします!!ヽ(*´∀`)ノ (2018年4月18日 17時) (レス) id: 01b69b86d4 (このIDを非表示/違反報告)
°☆*+.める.☆*+。 - めちゃんこ大好きです!((唐突な告白)) 更新楽しみにしてます! (*'▽'*)頑張ってください!応援してます!!(≧∀≦) (2018年4月18日 16時) (レス) id: 35131b408c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ねこ助 | 作成日時:2017年6月30日 9時