【文スト】今から嫉妬させようと思う【短編集】 (ページ3)

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太宰治の場合_。ページ3

【敦くんに】《夢主→探偵社》

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嫉妬してくれるだろうか。治はいつも大人で私が好きだよーとか甘えてみてもうまーくかわされる。

愛されてるのか確かめたくて、今日は敦くんにずっと引っ付いて回っている。

『敦くん!!今日仕事終わったら遊ぼーよ!!』

その姿を見たら嫉妬してくれて、なんかあるかなーとか思ってたけど何も起きず貴方目付いてますかー?とも疑ったくらいだ。

もうこのまま敦くんと、付き合っちゃおうかな?それは流石にだけど遊びに誘ってみることにした。ストレス解消しないとダメだわこりゃ

敦「ｲｯｲﾔ遠慮ｼﾄｷﾏｽ」

ありゃりゃ断られちゃったか〜片言になって大丈夫かね

『残念だなーまた今度ね！』

んーでも帰りたくなかったな。家にはあいつがいるんだよな。いつの間にか探偵社からいなくなっていた治。今日は、諦めて帰るか…

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やっとこさ家につきましたよ。づがれだ。

『ただいまー』

治「おかえりA」

いつも通りだなー。リビングでソファに座りながらテレビを見ている治を見て思う。ちょっと悲しいなーと思ってみたり…

『いやー今日は、疲れましたのう』

ホントの気持ちとか何も言えなくてただただ治の横にちょこんと座ってみた。

治「A。」

『なに…えっ』

私の名前を読んでどうしたのかと思ったら、後からギュッってされた。バックハグってやつだ。絶対聞こえてると思うくらい私の胸がドキドキしてて、顔が真っ赤になる。

治「今日は、もう帰って来ないかと思った。敦くんにばっか構って私のこと嫌いになったのかい?」

『ｯそっそんなことない。わっ私は治に…嫉妬して欲しかったのごめんね。』

…言っちゃった。ほんと恥ずかしくて死にそう。

治「…そ…と、…で…た…え。」

『ごっごめんもう一回言って』

治「そんなことしないでくれ給え。私はいつも嫉妬しているというのに。これ以上嫉妬したらAのことめちゃくちゃにしていまいそうだ。」

『えっ』

治がそんなこと思ってたこと全然気づかなかった。ドキドキしてた胸は予想してなかった言葉を耳元で囁かれてこれ以上ないくらい高鳴りが大きくなっていった。

治「A」

急に名前を呼ばれて後ろを振り返った。

『んっ…ふぁ…ちょっまって』

突然重なった唇に驚きを隠せないでいると

治「続きはベットでしようか?」

今夜は、眠れなそうです

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