標的１６４ ページ3
目を覚ますと、埃っぽい場所にいた。
正直言ってあまり綺麗ではないソファーに寝かされている。
「何で…ここにいたんだっけ…？」
記憶を手繰り寄せていると、気絶させられたことを思い出した。
自分の体には傷はない。
それに、歯もちゃんとついてる。
つまり暴力は受けていないというのがわかる。
あの時に持っていた鞄もテーブルの上に乗せられていた。
とりあえず助けを求めるため、携帯を探す。
「！あった…」
何も取られていなくて安心する。
すぐに携帯を開くと、次の日に変わっていた。
そして、たくさん連絡が来ている。
メールが13件、留守番電話が1件。
メールはどれも恭弥からで、「どこにいるの？」や「お母さんが心配してるよ」といった内容だった。
留守番電話は、「どこにいるんだい？もしかして、昨晩からの事件に巻き込まれたの？」と声が聞こえた。
「早く助けてもらわないと…」
プルルルル…と聞き慣れた音が響く。
その音をずっと聞いていると、ふと疑問がよぎった。
どうして私…何もされずここにいるの？
あの風紀委員みたいに暴力を受けてもおかしくないのに。
携帯も取らないなんて甘すぎる。
こんなの逃げてもいいと言ってるようなものだ。
この感覚は海に行った時の帰り道と同じだ。
ゆっくりと近づいてくる嫌な予感…。
それが近くまで迫ってくるような感覚に、体を震わせた。
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ユメ(プロフ) - クルさん» ありがとうございます！続編などの関係で更新が遅れますが、温かい目で見守ってやってください(*´∇｀)ﾉ (2016年10月3日 6時) (
レス) id: 5b1c909768 (このIDを非表示/違反報告)
クル - この作品大好きです！更新頑張ってください！応援してます！ (2016年10月2日 22時) (レス) id: bdfc419512 (このIDを非表示/違反報告)
ユメ(プロフ) - FRANさん» ありがとうございます！グダグダで申し訳ないのですが、とりあえず主人公の過去に何があったかを大雑把にわかっていただけたら幸いです。そうですね、お互い頑張りましょう(*ﾟ▽ﾟ)ﾉ (2016年9月15日 20時) (レス) id: 5b1c909768 (このIDを非表示/違反報告)
FRAN - 黒曜編面白いです！私も急いで更新を、、、 (2016年9月12日 9時) (レス) id: aa7090aeed (このIDを非表示/違反報告)
ユメ(プロフ) - ミリさん» ありがとうございます！これからもよろしくお願いします(*´∇｀)ﾉ (2016年8月30日 17時) (レス) id: 5b1c909768 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ユメ | 作成日時：2016年8月23日 16時
