標的１７４ ページ14
マフィアは平和とは程遠く、危険な世界だ。
でも私達の家族の平和は守られていた。
その平和が容易く壊れたのは、ある日の夜だった。
「パパ、遅いねー」
「そうね…何かあったのかしら」
「大丈夫よ、A。ボスは強いもの！」
心配する私と母を励ますように、気の強そうな女の子、美嘉が言った。
彼女は守護者の一人でもある。
私と母はその笑顔に安心して、幼い私も笑っている。
バンッ
「奥様、ボスが…！！」
慌てて入ってきたのはボスが連れて行った部下。
今日はボス直々に〝仕事〟をしていたらしい。
部下の慌てように只事ではないと思ったのか、医務室へと走って行く母。
その後を追いかけようとすると、止められた。
表情を歪めた男の子、陸が私を抱き上げたのだ。
彼も守護者の一人でもある。
「陸、離してってば！！
ママ待って…！」
手を伸ばしても、届かなかった。
あんなに母が取り乱したのを見たことがない。
もしかしたら、もう助からないとわかっていたから止めたのかもしれない。
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ユメ(プロフ) - クルさん» ありがとうございます！続編などの関係で更新が遅れますが、温かい目で見守ってやってください(*´∇｀)ﾉ (2016年10月3日 6時) (
レス) id: 5b1c909768 (このIDを非表示/違反報告)
クル - この作品大好きです！更新頑張ってください！応援してます！ (2016年10月2日 22時) (レス) id: bdfc419512 (このIDを非表示/違反報告)
ユメ(プロフ) - FRANさん» ありがとうございます！グダグダで申し訳ないのですが、とりあえず主人公の過去に何があったかを大雑把にわかっていただけたら幸いです。そうですね、お互い頑張りましょう(*ﾟ▽ﾟ)ﾉ (2016年9月15日 20時) (レス) id: 5b1c909768 (このIDを非表示/違反報告)
FRAN - 黒曜編面白いです！私も急いで更新を、、、 (2016年9月12日 9時) (レス) id: aa7090aeed (このIDを非表示/違反報告)
ユメ(プロフ) - ミリさん» ありがとうございます！これからもよろしくお願いします(*´∇｀)ﾉ (2016年8月30日 17時) (レス) id: 5b1c909768 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ユメ | 作成日時：2016年8月23日 16時
