鬼殺隊の最強戦力はまさかまさかの最年少！≪弐≫

人を喰わない鬼 ページ6

しのぶ「あら、どうして邪魔をするんです？鬼とは仲良くできないといっていたくせになんなんでしょうか。」

どうして庇ったの？お姉ちゃんは鬼だ。ほかの鬼とは何かが違う気がするけれど、でも鬼だ。
義勇は柱。気がついていないわけがない。私が知らない間、なにがあったの？

しのぶ「そんなんだからみんなに嫌われるんですよ。」

冨岡「俺は嫌われてない。」

しのぶ「あら、嫌われてる自覚がなかったんですね、余計なことを言って申し訳ないです。」


しのぶ、義勇に当たり強くない？？


てか義勇の顔！！心外！って顔してる。


義勇の声で我に返る。

冨岡「動けるか。動けなくても根性で動け。妹を連れて逃げろ。…それから、A、お前はこいつらを守れ。詳しいことはまた後だ。こいつは人を喰わない。」

人を…食べない？？

そうじゃないとお兄ちゃんがお姉ちゃんを連れているはずはないけど、でも…。

ああ、グズグズしてる場合じゃないよねっ！

炭治郎「冨岡さん…！ありがとうございますっ、A！！」

しのぶ「もう一人いるのもお忘れなく〜」

もう一人…？そうか、カナヲちゃんだ。カナヲちゃんはしのぶの継子って聞いた。

A「おにいちゃんっ大丈夫？って全然大丈夫じゃないね。」

炭治郎「(体中痛いっ！！でも俺は長男だっ)いや、大丈夫だ！」

いや、絶対大丈夫じゃないよね…。

A「ところでお兄ちゃん、癸だよね？」

炭治郎「そうだけど…ってなんで兄ちゃんの階級を知ってるんだ！？そもそも階級を知っ…」

言葉の途中で止まる。

カキィン

カナヲ「A。鬼。」

A「しのぶに言われた？」

コクっと頷くカナヲちゃん。

自分の意志で決められないから、言われた通りにしかできないんだよね。
カナヲちゃんが一瞬でお兄ちゃんとところまで行く。

バコッ

A「！！」

お兄ちゃんが、蹴られた。
ごめん、カナヲちゃん。ずるいのはわかってるけど、これは譲れない。

A「カナヲちゃん、上官命令。その刀をしまって。鬼を切らないで。」

カナヲちゃんの目が見開かれた。そして、ゆっくりと刀をしまう。

カナヲ「どう、して？」

A「ごめんね、カナヲちゃん。でも、あの鬼は大丈夫だから。お姉ちゃんは、人を喰ったりしないから。」

そういうと、不思議そうに首を傾げて、そっか、と小さく言った。

鎹烏「カアァ！炭治郎及ビ鬼ノ禰豆子！両名ヲ拘束シ本部ヘ連レ帰レ！」


お兄ちゃん、お姉ちゃん、どうなっちゃうの？

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