鬼殺隊の最強戦力はまさかまさかの最年少！≪弐≫

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実弥side
うるせェ宇髄を無視して、Aを抱えて俺の屋敷に走る。
できるだけ揺らさないように走るが、全く揺らさないなんて不可能だ。
汗で濡れて、体が熱いんだか冷たいんだかわからねェ。

宇髄「不死川、交代だ！！」

実弥「ああ！？」

宇髄「交代だっての！揺らさなきゃいいんだろ？俺を誰だと思ってる、んなこと簡単だ！」

実弥「てめえは派手派手うっせえ筋肉バカだ」←

宇髄「ああ！？てめっ、俺は元忍の宇髄天元様だぞ！揺らさねえわ！」

実弥「チッ、じゃあ俺は先に行って屋敷の門開けておくぞォ！！」

…なんか腹立つ←


宇髄side
誰が『派手派手派手うっせえ筋肉バカ』だこの野郎！

A「ゔゔ…ゲホッゲホッ」

宇髄「！？」

いきなり縮こまって唸るからびっくりした。ドロッとしたものが俺の隊服を汚す。

宇髄「吐いたのか…。速度あげるか。A、もう少しだ、頑張れよ！」

俺は不死川の屋敷まで一気に飛ばした。

＊＊＊＊＊＊＊＊

宇髄「おい、不死川！」

実弥「早く入れろォ、先に怪我診るぞォ」

明るい屋敷の中に行くと、Aの口元が赤黒い液体で汚れている。

宇髄「こいつさっき吐いたんだが…もしかして血か？」

実弥「吐血かァ！？クソッ…まあいい、宇髄、とりあえずテメェは湯浴みしろォ、適当にそこら辺に入ってるのでも着とけェ！」

宇髄「分かった、治療頼んだ」

＊＊＊＊＊＊＊＊

実弥side
吐血はまずい。早く傷口を手当しなけりゃ血が足りねえ。

実弥「つーかまだ血が止まんねえってどういうことだァ、隊服にしみてるじゃねェか」

急いでAの隊服(着物)を脱がす。←言い方が変態。

｢妹の服脱がせてるようなもんだろォ！！誰が変態だボケェ！｣←

腕と足の切り傷の周りが紫色に変色している。

宇髄「毒か、これ飲ませとけ」←しのぶから解毒剤預かってた

実弥「テメェいつからいたんだよォ、…ありがとなァ」

宇髄「お前お礼言えたのか」←失礼

実弥「ああ！？テメェ失礼にも程があるだろォ」

宇髄「へえへえ。胡蝶に連絡するか」

実弥「もうしたァ」

コンコン

しのぶ「失礼します、解毒剤は飲ませたんですね。止血もされてますし。…熱がかなり高いですね、疲れがたまっていたんでしょう。解熱剤を打ったので、熱が下がるまでは面倒を見てあげてください。蝶屋敷も今手一杯でして。」

実弥「助かったァ、ありがとなァ」

しのぶ「不死川さんお礼言えたんですね」←

実弥「テメェら俺を何だと思ってやがるゥ！？」

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