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過去編4 ページ21




炭治郎「名前、だけ…?」

A「そう。お館様が、鬼を教えてくれて。私の家族もきっと鬼にやられたんだって思った。」

炭治郎「でも…え…??」

A「私が全部忘れたのは、きっと私が生きるためだった。

忘れなきゃ、私が壊れてしまうから。

だけど、凄く申し訳ないとも思った。
私の家族はきっと鬼に殺されたのに、どうして私だけ生き残ったんだろう。
何で私は助かったんだろう。私も、みんなと一緒に殺されていたら良かった。
生き残ったのに、どうして全部忘れてしまったんだろうって。

でも、それでも。生き残ってしまったから、生きているから。
だから、無惨を、鬼の始祖を、この手で殺して仇を取ろうと思った。」


炭治郎「じゃあ、まさか、Aは…?でも那多蜘蛛山の時は、俺たちとは違う服だったし、そもそもあれは隊服とは違った…」

私は小さく微笑んで、続けた。

A「鬼殺隊本部にいれば、沢山隊員が来るから、関わりが増えちゃうんだよね。


お館様に保護されて数か月。
3歳で、私は刀を振り始めた。」

___________________________________________________________


「お、お、おやかたしゃま!A、みんなみたいに、悪いやつ、やっつける!!」

「!!そうかい。Aがそれを望むなら、そうすればいい。」

「ありあと!」


―――――――――――――――――――――――――――――

A「お兄ちゃんに石を投げた人いるでしょ?霞柱の時透無一郎。無一郎もね、私より先にお館様のお屋敷にいたの。無一郎を見て全集中の呼吸を覚えていたから。」

炭治郎「えっ、全集中の呼吸を見て覚えたのか!?」

A「うん。それから一緒に鍛錬してたんだ。


だけど、3歳の子供が『鬼殺隊になる』って言ったところで、そんなの誰も本気にしないわけで。


まあ当然なんだけどね、鬼殺隊に入るなんてそんな簡単なことじゃない。ましてや3歳の子供が入るなんて前例もないし、一生懸命に戦っている隊員からすれば馬鹿にしてるのかって話だよ。

だけど、呼吸は鬼殺隊の命同然。どうにかして呼吸を使えるようにならなきゃいけなかった。」

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楪日織(プロフ) - こっちも殿堂入りだね、おめでとう〜!!3巻の殿堂入りも楽しみにしてるね〜!! (2021年9月1日 23時) (レス) id: fd467e3021 (このIDを非表示/違反報告)
しろみぃ(プロフ) - 澪凪さん» 絶対読みますとも!!楽しみにしてるね…!! (2021年4月12日 7時) (レス) id: 02d7799d85 (このIDを非表示/違反報告)
澪凪(プロフ) - しろみぃさん» みぃありがと〜!でしょ、かわいく書くの頑張ったの((聞いてない 続編も読んでくれ((口悪ッ (2021年4月11日 20時) (レス) id: a0ad16ec48 (このIDを非表示/違反報告)
しろみぃ(プロフ) - え、ちょ、めっちゃ可愛い…!!(( 更新楽しみだなおい(((口悪いなおい (2021年4月11日 12時) (レス) id: 02d7799d85 (このIDを非表示/違反報告)
澪凪(プロフ) - シルビア☆姉貴さん» そうだねー!まだあんまりかけてないから、キュンってするとこはもうちょっとしてからかな!まっててね! (2021年4月10日 14時) (レス) id: a0ad16ec48 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:澪凪 | 作者ホームページ:ありません  
作成日時:2021年1月29日 19時

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