鬼殺隊の最強戦力はまさかまさかの最年少！≪弐≫

怒り ページ17

お兄ちゃん達と再会してから数日経った。

私は任務があり、私のことや、今までの事をきちんと話す時間がなかった。


炭治郎｢…怒ってますか？何だかいつも怒っているような匂いがしていて。…ずっと笑顔だけど｣

しのぶ｢！！…そう、そうですね。私はいつも、怒っているかもしれない。鬼に最愛の姉を惨殺された時から｣

その日、任務から帰ると、屋根の上でお兄ちゃんとしのぶが話していた。


しのぶ｢だけど少し、疲れまして。｣


しのぶ｢自分の代わりに君が頑張ってくれていると思うと私は安心する。気持ちが楽になる。｣


全集中の呼吸が止まっていると伝え、しのぶはどこかへ立ち去った。


A｢…私たちはみんな、心のどこかで怒っている。お兄ちゃんも私も。

鬼は、醜い化け物なんかじゃないし、虚しい生き物で、悲しい生き物。

それでも、人を喰らい、殺める鬼に、私たちはいつも、心のどこかで怒っている。

…だって、鬼が、無惨がいなければ。

私たちは誰も、大切な人を、幸せな日々を、失わなかった_____｣



夜空に一つ、星が流れた。


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