僕の幼馴染がチョイスに出る件について←【REBORN 雲雀成り代わり～チョイス編～】 (ページ6)

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星雲282 ページ6

黒『にい、恭、落ち着く匂いがした』

白『そっかそっか、黒蓮にも気に入った子が出来たんだね♪』

黒『ん』

え"っ！！？
今、黒蓮、白蘭のこと〝にい〟って…！？

も、もももしや白蘭と黒蓮って兄弟！！？

目を見開く僕に「恭」と名を呼ばれた。

ツ「この馬鹿！！何抱きつかれてんだ！！」

小声で怒る綱吉にキョトンとする。

恭「い、いきなり抱きついてきたんです。黒蓮が」

小声で言い返せば綱吉は息を吐く。

ツ「だからといって避けるなり殴るなり蹴るなり炎で炙るなり出来ただろ」

恭「いや炙るのは無理だと思う……つかいきなりの事で思考が停止してた」

……お前なぁ、と呆れたような瞳で僕を見る綱吉にそーっと視線を逸らす。

ツ「ったく……油断すんなよ」

恭「わかってる」

ここで小声会話は終了。
僕が綱吉から離れると同時に三浦が彼女ってどーゆー事ですか！？と綱吉に詰め寄ってるのはスルーの方向で。

白『さーてそれじゃあお互いの参加戦士(メンバー)を発表しよっか。あここは唯一相談して決められるとこだからね』

入『白蘭サン…リングを持たない僕は…無属性でいいんですよね！』

数秒見つめ合った後、白蘭はニコッと笑って『特別にいいかな』と告げた。

入『だったら綱吉君、僕らのメンバーは決まりだよ』

ツ「え？」

入『ボンゴレの参加戦士は───
大空に綱吉君、嵐は獄寺君、雨は山本君、無属性は僕とスパナが適任だ』

獄「おい待て入江！！だれがてめーの指示に従うかってんだ！ボスは10代目だぞ！！」

リ《だがオレも全員戦闘経験者のこのメンバーでいいと思うぞ》

獄「なっリボーンさん」

了「待たんか！オレが出れんのはおかしいではないか！！極限に我流と修業をしたんだぞ！！」

ガオォ、と吠える彼に入江は『ここは我慢してくれ』と一言。

入『条件は向こうも同じ。これがチョイスなんだ。
それにジャイロルーレットの結果は決して悪くない！！向こうは一人少ない上に白蘭サンも出られないんだ！！』

『にしてもお前が出ると駄々を捏ねないなんてな』

入江の言い分を黙って聞いていたらムカつくイケメンボイスが聞こえてきた…ってあれ？デジャブ？

ツ「ディーノさん！いつのまに！？」

ﾃﾞｨｰﾉ『転移の時にまぎれこんだんだ。おまえらの家庭教師なんだ。こないわけにはいかねーだろ』

恭「…ここで駄々を捏ねても意味ないからね」

フン、とそっぽ向けばそっかと跳ね馬が笑った。