無雲299 ページ24
ツ「だがどうやったらミュージシャンになる未来になんて…」
入『学校の教科書を全部燃やして進路指導票に「ミュージシャンになれなきゃ死んでやる！！」って書いたんだよ』
ツ「……えっ」
引いた目で入江を見るツナに知ってか知らずか入江は『そして』と続ける。
入『また10年バズーカの弾でタイムトラベルをした…確かに僕の未来は1回目とは違っていたよ。
今度行き着いた10年後の僕の居場所は、外国の町外れの廃れた飲み屋だったんだ…
見るからにヤバそうな人達がたくさんいて、どうやら未来の僕はミュージシャンとして、そこで演奏して働いていたみたいなんだけど…お金のトラブルを抱えてたみたいでギャングに追われていたんだ…』
ツ「！？」
バ「そんな…」
入『ハハ…おかしいだろ…？僕はミュージシャンには向いていなかったみたいだ…
一目散に店を飛び出したよ……しばらくして人通りの多い大通りに出たところで運命の悪戯なのか…またあの男にぶつかってしまった……
そう─────白蘭サンだ』
入江はその時のことを思い出した。
入【す…すみません！…ああ！！】
白【君…日本人かい？】
入【ええ…あの…】
入『僕はおどろいたけどそのまま去れると思った。だってこの世界の白蘭サンは僕と初めて会ったわけで僕を知らないはずなんだ』
白【あれ？】
入【！？】
白【ちょっと待って…んーーー…君どこかで会わなかったっけ？】
入【え… いや…人違いだと思います】
そう目をそらす入江に過去の白蘭は突然頭を抱えてしゃがみこむ。
白【頭いってーーー！ぐ…何だこれ…！？】
入【え！？…だ…大丈夫ですか！？】
白【何かわかりそうだ…何かが…大事な事が解けそうだよ…】
入【…？？】
白【君とは全然どこか違う場所で会ったことがある…】
入【！！】
きっと僕と似た人と勘違いしてるんだ…
そう入江は考えるが次の白蘭の一言で大きく目を見開いた。
白【違う世界で！！】
入【！！】
白【場所は…大学……君の名は…イ…リ…エ…】
ツ「！」
リ「！」
入【(何でこの世界の人間が僕のことを知ってるの！？)】
入『僕は気味が悪くなって走り出した。とにかく走って走った…気付いたら過去に戻っていたよ…』
ツ「……どういうことだ？」
入『この時は僕も何がなんだかわからなかったさ……白蘭サンがこの時手に入れた能力はこの後のタイムトラベルでわかることになる…』
ツ「後って…お前、また行ったのか？」
※字数orz
- 金 運: ★☆☆☆☆
- 恋愛運: ★★★☆☆
- 健康運: ★★★★★
- 全体運: ★★★☆☆
ラッキーアイテム
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西 - この方角に福があるはずです
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通りすがり - こんばんは。久しぶりに覗いてみたのですが、この先の続編はもうないのでしょうか？
続きがあるなら是非読んでみたいです。
更新いつまでもお待ちしております。 (2020年3月18日 22時) (携帯から) (
レス) id: 4f4058a2da (このIDを非表示/違反報告)
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