僕の幼馴染がチョイスに出る件について←【REBORN 雲雀成り代わり～チョイス編～】 (ページ30)

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星雲305 ページ30

ツ「魂を？」

入『白蘭サンはブラックスペルの指揮権を手に入れるため、彼女達を口聞けぬ体にしたんだ…』

白『人聞きの悪いこと言うなよ、正チャン。ユニちゃん達が怖がりだから精神安定剤をあげただけだよ』

入『いいや、あなたはブラックスペルの前身であるジッリョネロファミリーのボスとボス補佐だったユニと祈梨との会談で無理矢理劇薬を投与して彼女達を操り人形にしたんだ、、、

そうだろ？ユニさん、祈梨さん…」

ユニと祈梨は何も言わない。
つまりはその通りなのだろう。

そんな彼女達を見て白蘭は目を細めて笑った。

ツ「そんな…」

祈『あーでも、その間私とユニの魂はずっとずっとずぅ～～っと遠くへ避難してたから無事だったしね』

桔『遠く…？』

ユ『白蘭、あなたと同じように私達も他の世界へ翔べるようです』

な、なな、なんですとぅ！！？

雲【……棒読み】

あ、はい。すんません。

祈『さて、話を戻すけど私はミルフィオーレファミリーブラックスペルのボス補佐としてボンゴレとの再戦に賛成です』

ユ『私もボスとして再戦に賛成です。あの約束は…白蘭と入江さんとの再戦の約束は本当にあったからです』

ブ『何でそんな事分かんのよ！』

わかる人にはわかると思う。うん。

白『元気一杯になってくれたのは嬉しいんだけど君達。僕の決断に君が口出しをする権利はないな』

ユ『！』

白『僕が迷った時は相談するけど君達はあくまでナンバー2だ。全ての最終決定権は僕にあるんだ』

ユ『……』

白『この話は終わりだよ』

すると祈梨とユニは視線を合わせて頷いた。

ユ『…そうですね…わかりました……』

祈『では私は…いや、私とユニはミルフィオーレファミリーを脱会します』

だっ、脱会……スか！！？

するとユニと祈梨は『沢田綱吉さん』と申し訳なさそうに名を呼ぶ。

ユ『お願いがあります』

ツ「……お願い…？」

祈『私を…いえ、ユニを守ってください』

一瞬の沈黙の後、

ツ「はあ！！？」

綱吉が叫びました。

ユ『っ！！お、お兄様！！』

祈『ユニ、私は今、男じゃないからせめてお姉様って呼んで。それと私は別に守ってもらわなくていい。だって私はあくまで補佐だから』

ツ「守るってお前、ブラックスペルのボスとその補佐なんじゃ？」

祈『ユニだけじゃない。この──仲間のおしゃぶりと共に』

祈梨はポケットからおしゃぶりを取り出し見せた。

ツ「それってアルコバレーノの……？」