僕の幼馴染がチョイスに出る件について←【REBORN 雲雀成り代わり～チョイス編～】 (ページ17)

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星雲292 ページ17

ﾃﾞｨｰﾉ『いいや、よく見るとスローモーションのように限りなく動きが抑制されている…なるほどな』

リ「雨の〝鎮静〟の炎を剣撃と幻覚すべてにぶつけて攻撃そのものの動きを停止に近づけたんだな」

ｼﾞｬﾝﾆｰﾆ『ですが、いくら匣兵器が優れていてもすべてに当たるなど……』

恭「何言ってんの？あれが山本武だよ」

うん、あれが…山本武なんだ。

幻《おのれ小癪な！！あのガキどこへ消えやがった！！』くっ己の剣撃が邪魔になるとは！！分裂していてはパワーが足りぬ！！》

自身の分裂を解く幻騎士はどこだと叫ぶ。

《確かにオレはあんたに一回負けた》

そこで聞こえるは山本の声。
それにより幻騎士は前を向く。

山《だがそれはオレの未熟さのせいで親父のくれた時雨蒼燕流はいつだって》

小刀から噴射される雨属性の炎を強まり、時雨金時が光を放つ。

山《完全無欠最強無敵だ！！！》

幻《真正面か。愚かな！！速い！！》

そこで幻騎士は気付く。

幻《！？いや、ちがう。奴が速いのではなく……オレの動きまし鈍いのだ！

！！しまった！！剣撃をつたって雨の炎が》

自身の体に雨の炎があることに。

幻《ゲゲェッ！！》

山《時雨蒼燕流攻式八の型》

山本は幻騎士との距離が詰める中、技名を口に出す。

山《篠突く雨》

幻騎士の懐に飛び込んだ山本は通り間際に鋭い斬撃で突き上げた。ギイヤアアア、と悲鳴をあげる幻騎士はそのまま落ちていく。

骸骨スタイルから元のスタイルへと戻った幻騎士は地面に打ちつけられた。

了「おお！！」

ﾃﾞｨｰﾉ「やったな」

リ「山本も確実にメローネ基地ん時よりパワーアップしてんな」

フゥ、と汗を拭う山本は形態変化を解除する。

山《お疲れ、小次郎》

労わる言葉をかける山本に小次郎はピイイと一鳴きして俺の周りを飛び回った。

ツ《山本…勝ったんだな》

どこか嬉しそうな綱吉の声に対し、へっと素っ気なくいう獄寺。

そんな時に《なぜだ》という幻騎士の声が下から響いた。

幻《ボンゴレといい貴様といい…なぜトドメをささない……》

山《オレ達は人殺しじゃねーからな》

幻《後悔するな…オレは白蘭様のためにいずれ必ず目的は遂行する》

山《ああ、望むところだ》

すると仲間から通信が入ったのか《桔梗か》と幻騎士は一言。

だがその数秒後に草のようなものが幻騎士から生えた。

幻《この炎…雲属性の桔梗の葉！？》

草は成長し幻騎士を覆う。