大空26 ページ26
「「「！？雲雀恭弥！！？」」」
「今すぐ消えて。咬み殺すよ？」
殺気とも言える気迫がガキ共に襲う。
ガキ共は畏怖し脱兎の如く逃げていった。
「今日は派手にやられたね」
ツ「……別に」
そう言って手当してくれる恭弥は
「それで今日はなんて言われてイジメられたの？」
といつものように聞いてきた。
いつもならすんなり話すけど今回ばかりは言えない
だって今回はお前の事だから…
俺は「言いたくない」と目を逸らすと
少し間を置いて「…そう」と返事が返ってきた。
消毒薬液が傷口にしみ俺は思わず眉を寄せる。
……こいつ傷の手当が手馴れてるな…
とか思ってると「っと…よし出来た」の声が上がる。
傷の手当が終わったのだろう。
ツ「……ありがと」
いつもは言わないお礼を言うと恭弥は目を見開くがそれは一瞬で次の瞬間には優しく微笑み「どういたしまして」と言った。
トクンっと何故か胸が高鳴る。
恭弥はランドセルに消毒薬液やらのものをランドセルに仕舞って立ち上がった。
「…ほら帰ろうか。奈々さんが心配するよ？」
……そうだな…でも。
ツ「……なぁ」
その前に一つ聞きたい事があるんだ。
「ん？」
ツ「俺と…お前って…友達だよな？」
「そうじゃないの？」
ツ「……迷惑な奴だとか…思ってない？」
もしも迷惑な奴だとか思っていたら…俺は…っ。
ギュッと拳を握り返事を待つ
だけど恭弥はキョトンとした表情で
「そんなわけないでしょ？」と言った。
「もし君が迷惑な奴だとか思ってたらこうして傷の手当したり君を家まで送って行ったりはしないよ」
ツ「……そっか」
そーだよな…ははっ俺何を身構えちゃってたんだろ。
「そうだよ。変なの。ほらほら帰るよ」
ツ「…おう」
何を不安がっていたのかわからない。
何を恐れていたのかわからないけど…
俺はお前の友達でよかったと思った。
お前と出会うまでオレは自分の本性を隠しながら生きていくと思っていたから。
父さんにも母さんにも…誰にも言えない本性を。
でもいつの日か俺の本性がバレる日がやってくるだろうな。
なんかそう思える。
これから先何が起こるかわからないけど。
ツ「恭弥」
「ん？」
ツ「ありがとな」
お前となら生きていける気がするよ。
「…明日は槍が降ってくるかな？
あーやめてー僕まだ死にたくない！！」
ツ「ちょっとそれどういう意味？」
「だっだって綱吉がお礼言うなんて…
天変地異でも起こるんじゃない！？」
…ムカつくけどね。
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黒猫.雲雀 - 何で最後にり、つくの？ (2017年11月3日 18時) (
レス) id: e0161950e8 (このIDを非表示/違反報告)
通りすがり - こんばんは。まだちょっとしか読めていないのですが、現段階でツナ以外のキャラ達にも雲雀ちゃんが女の子な事はバレているのでしょうか？ 面白そうなお話なので更新分まで追いつくのが楽しみです。これから少しずつ読ませて頂きますね。ムリのない範囲で…更新がんばって (2017年9月22日 18時) (携帯から) (レス) id: 4f4058a2da (このIDを非表示/違反報告)
女帝（雲雀さん好き） - とても面白かったです(^^)ツナが黒いｗｗｗｗ (2016年5月21日 12時) (レス) id: 62cc495572 (このIDを非表示/違反報告)
*凪*辺り一面お花畑www(プロフ) - めっちゃ面白いです! ツナとジョット様が黒過ぎてwww雲雀さんまさかの!? などいろいろ驚くような展開で楽しかったです。応援してます! (2015年8月11日 13時) (レス) id: d54a2b7bdf (このIDを非表示/違反報告)
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