過ち ページ41
リクライニングのベッドに軽く身体を起こし、
まだ顔色の冴えないソウンさんが眠っていた
チャンミン「眠ってますか？起こしちゃ悪いですよね。」
そう言って毛布を掛け直してやるチャンミンの手
愛おしいものに触れているようで、益々感情が高ぶってしまう
「・・・・チャンミンくん？」
眺めていた私たちの前で、ソウンさんがゆっくり目を開けた
チャンミン「大丈夫ですか？」
身体を起こしてやろうとするチャンミンの手を制止し、
私の顔を見た
ソウン「通訳してね。チャンミンくん。」
軽くお辞儀をするソウンさん
ソウン「ありがとう。こんなところまで出向いてもらって。」
チャンミンがすぐに通訳してくれるから
私はずっとソウンさんの表情を見つめたままだった
ソウン「こんなことになって・・・
あなたにも随分ご迷惑掛けたわね。」
A「・・・迷惑だなんて、そんな、」
ソウン「私ね。
おふたりに謝らなくちゃいけないの。」
しばらくチャンミンが言葉を発しなかった
チャンミン「・・・『最初にチャンミンくんと会ってた時、記者にリークしたのは私よ。』」
眉をひそめたチャンミンを振り返った
ソウン「女優としての限界を感じてた。
早い話が話題作りね。
チャンミンくんの立場が必要だったの。」
あの時、真っ先にソウンさんはそんなことしない、と信じていたチャンミン
彼女の口から聞く事実に
呆然としているようだった
ソウン「本当に・・・ごめんなさい。
人として間違った行為だったわ。
あなたにはもう素敵な彼女がいて、私とは無関係なのに
きっと私の浅はかな考えであなたたちを傷付けたわよね。」
潤んでいる瞳がチャンミンを見つめていた
ソウン「チャンミンくん、
あなたはいつでも優しかった。
その優しさに、私の我儘でいつも振り回してしまったわ。
ごめんなさいね。」
頭を下げると、私の顔を向いた
ソウン「あなたにも。
申し訳なかったわ。」
以前会った時より、痩せた身体
その細い腕に
彼女も色んな重圧を抱えてきたのかも知れない
A「・・・もう、チャンミンと会わないでください。」
顔を上げたチャンミンの視線
ソウンさんは「分かったわ。」と一言だけ呟いてベッドにもたれ掛かった
やっぱり
この人は嫌いだ
頭を下げて謝られたら
なにも言えなくなるじゃない
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tama(プロフ) - なおちゃんお久しぶり〜！元気にしてますか？ふら〜っとおじゃましては、なおちゃんのお話読み返してるよ(^^)いつまでも待ってるからね〜♪ (2019年12月21日 2時) (
レス) id: 16475f81e3 (このIDを非表示/違反報告)
千衣(プロフ) - なおさん、ひょっこりをいつまでも過去作品を読み返しなからお待ちしてますよ〜♪ (2019年12月20日 20時) (レス) id: 831be97d67 (このIDを非表示/違反報告)
愛嬌(プロフ) - ひょっこりお待ちしてます。お話どれも大好きです(^｡^) (2019年12月20日 17時) (レス) id: dff3957b28 (このIDを非表示/違反報告)
take1011(プロフ) - なおさん、今晩は！東方神起札幌ドーム参加を終えた今、過去ライブDVDを観尽くしています。そして、なおさんのお話もリピート〜〜！待ってます！！ (2019年12月20日 0時) (レス) id: bedbfc6855 (このIDを非表示/違反報告)
あみ(プロフ) - なおさん元気かな？？いつでも待ってます!! (2019年12月19日 23時) (レス) id: f65fdff13b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：なお
| 作者ホームページ：https://twitter.com/630HiTVXQ
作成日時：2016年2月16日 20時
