気にしない ページ40
週末、私は急いで韓国行きの飛行機に乗った
容体が落ち着いたソウンさんのいる病院に向かう為だ
チャンミンは仕事の合間に来ると言っていた
チャンミン「一緒に行きましょうね。」
ひとりじゃ不安な気持ちは、チャンミンの方から汲み取ってくれた
女優なだけあって、面会はごく限られた人
ファンが入り込まないように入念にセキュリティがされていた
ナースステーションのすぐそばの椅子に腰掛ける
チャンミン・・・何時になるかな・・・
約束していた１４時までもうすぐだ
腕時計を眺めていた私の前を二人組の患者が通り掛かる
「聞いた？この辺の部屋だって、キムソウン。」
「あの立派な特別室よ、きっと。落ちぶれてるくせに高い部屋に入ってるのね。」
悪口が否応なしに聞こえてくる
その悪態をつく内容に思わずムッとしてしまった
「最近ドラマのヒットもないし、彼氏の力借りて芸能界生き残ってるだけじゃないの。」
「彼氏って？」
「知らないの？チェガンチャンミン。」
・・・チャンミン？
あぁ、そうか
韓国ではスキャンダルが持ち上がって大騒ぎになっていた
今回この事故もふたりであってしまったことで、益々噂は広まったに違いない
「うそー！本当に？」
「本当よ。」
あの頃、記者に撮られてしまったこと・・・
「私、見たもの。」
・・・え？
「キムソウンが意識取り戻したってこの病棟が大騒ぎしてた時、
たまたま私この辺りにいて、チェガンチャンミンが泣きながらキムソウン抱き締めてた。」
・・・抱き締めてたの？
「あれは、本当に想い合ってる彼氏じゃないとあんなことしないよね。」
「本当に付き合ってるんだ・・・」
喋りながら遠ざかって行くふたり
A「・・・・。」
気にしないって決めた
チャンミンだって
ソウンさんが目覚めて嬉しかったんだから無理ないじゃないの
そう思い込もうとしても、根っこが生えたみたいに椅子から立ち上がれない
チャンミン「Aさん！」
A「・・・チャンミン。」
約束の時間通り、チャンミンは手を振って小走りで駆けてきた
チャンミン「・・・？どうしたんですか？」
顔色の悪い私を覗き込むチャンミン
肩を抱こうとしたその手を思わず避けて
A「・・・行こう。」
ソウンさんの居る病室の扉を開けた
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tama(プロフ) - なおちゃんお久しぶり〜！元気にしてますか？ふら〜っとおじゃましては、なおちゃんのお話読み返してるよ(^^)いつまでも待ってるからね〜♪ (2019年12月21日 2時) (
レス) id: 16475f81e3 (このIDを非表示/違反報告)
千衣(プロフ) - なおさん、ひょっこりをいつまでも過去作品を読み返しなからお待ちしてますよ〜♪ (2019年12月20日 20時) (レス) id: 831be97d67 (このIDを非表示/違反報告)
愛嬌(プロフ) - ひょっこりお待ちしてます。お話どれも大好きです(^｡^) (2019年12月20日 17時) (レス) id: dff3957b28 (このIDを非表示/違反報告)
take1011(プロフ) - なおさん、今晩は！東方神起札幌ドーム参加を終えた今、過去ライブDVDを観尽くしています。そして、なおさんのお話もリピート〜〜！待ってます！！ (2019年12月20日 0時) (レス) id: bedbfc6855 (このIDを非表示/違反報告)
あみ(プロフ) - なおさん元気かな？？いつでも待ってます!! (2019年12月19日 23時) (レス) id: f65fdff13b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：なお
| 作者ホームページ：https://twitter.com/630HiTVXQ
作成日時：2016年2月16日 20時
