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地の果てまでも�� ページ1
…屋敷が燃えている。
私の命の恩人である旦那様と、私が仕える最愛のお嬢様と暮らした屋敷が燃えている。
そんな状況でも、私の顔に浮かぶのは満足げな笑みだった。
幼い頃。
行き場を失くした私を救ってくださったのが屋敷の主である旦那様だった。
旦那様がこの屋敷の使用人として育ててくれなければ、私は既にこの世にいなかったでしょう。
そんな旦那様の命で仕える事になったのが、旦那様の娘であるお嬢様だった。
命の恩人である旦那様の大切な娘…私はこの方に一生仕えよう。
そう誓った。
…けれど、その想いはいつしか恋心へと変化していった。
この恋を実らせるのに、主と使用人という身分は邪魔にしかならない。
だから、お嬢様の主という身分、私の使用人という身分を屋敷ごと消し去ったのだ。
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作者名：妃闇 | 作成日時：2016年1月23日 19時
