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源家長女 其の三十四 ページ8

あーあ、いけない子だ。私。
約束の時間は3限目だけど、今は2限目。
ちょっぴり早く、授業抜けてきちゃった☆
だって、だって、授業つまんないんだもん。



「…暇だなぁ…」



そう呟いた声と雷の音が聞こえたのは同時だった。



「え、え、なにごと?」



急いで音のした方に走っていくと…



「花、、と、お兄ちゃん…」



顔に傷をつけて倒れている花と、恐い顔をして花を睨んでいるお兄ちゃん。
なに、やってるの。
そんな言葉は声にならなくて、ただ呆然とつっ立ってるだけ。



輝「君と僕たちは住んでる世界が違うんだよ。だから君とAが付き合ってるなんておかしいんだよ」



お兄ちゃんは剣を花に向ける。
そして、これで最後だ、と言うように剣を思いっきり振り上げた。



「やめてっ!!」



いきなり出てきたため、二人とも驚いている。
私は花を庇った右腕の痛みを、必死に耐えていた。



「なんで……住む世界が違うとか言うの。同じ時間を過ごしてるのに。」



涙が出てくるのは、血が滲んで痛いから?
それとも怒り?
分かんないけど、頬に沢山の雫が伝う。
その姿を見てお兄ちゃんは、ハッとして私の腕を掴んで引っ張った。



「どこいくのっ」


輝「保健室。血が出てるでしょ。」



この状態で?花を置いていくの?
そんな考えはお兄ちゃんの言葉で塗り替えられた。









輝「こうなったら……もうん離れさせるしかない」

源家長女 其の三十五→←源家長女 其の三十三



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透空(プロフ) - 若葉さん» ありがとうございます。笑 (2020年3月27日 11時) (レス) id: eb1312b7ac (このIDを非表示/違反報告)
若葉 - ka☆wa☆I☆i☆ (2020年3月8日 7時) (レス) id: 4dface175c (このIDを非表示/違反報告)
透空(プロフ) - おとさん» そうですかね?笑 好きって言ってもらえて良かったです。雑談はネタが浮かんだら書くって感じなので良かったら今後も見てくれると嬉しいです! (2019年1月11日 5時) (レス) id: 3bf9f61dac (このIDを非表示/違反報告)
おと(プロフ) - 透空さん» 私的には好きな終わり方…全然雑じゃないです!後、最後の雑談大好きですw (2019年1月10日 1時) (レス) id: 53811352eb (このIDを非表示/違反報告)
透空(プロフ) - おとさん» 感動…なのかな?笑 すごく雑な終わり方ですよね…。コメントありがとうございます! (2019年1月4日 6時) (レス) id: 3bf9f61dac (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:透空 | 作者ホームページ:なし  
作成日時:2018年10月5日 22時

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