人生そう上手くいかないってな２【ワールドトリガー】【文スト】 (ページ4)

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「___お____て！し______き__！」

「島崎起きてお昼だよ」

『あれ、』

気がつけばいつの間にか昼。島崎は朝から昼までまたも睡眠に勤しんでいた。そんな様子の島崎に教科担当は誰も怒る気にならずもう呆れられているのだ。

「もう昼だぞ」

『えうっそ早すぎ』

「すんごい眉間に皺寄せながら寝てたけど大丈夫？」

『んー、まぁ昔の夢見てただけ』

烏丸と時枝に起こされ目を覚ました島崎。目の前には烏丸の彩り豊かな美味しそうな弁当と時枝のパン。島崎もお腹が空きカバンを漁るが何も無い。ガクンと方を落とし財布を取りだし席を立った。

『私も何か食べるもん買ってくんね』

「知らない人に着いて行くなよ」

『私は幼稚園児か何かかな？？？』

「似たようなもんでしょ」

いつものように揶揄う烏丸。それにのる時枝にムキーッと少し腹を立てズカズカと教室を出て購買へ向かう。

『アンタらいつも居るよね』

「おーA。うぃーす」

『陽介うぃーす』

パンやらジュースやらお弁当やらが売っている購買に来てみれば見慣れた金髪とカチューシャ頭が。米屋とハイタッチを交わし購買のおばちゃんに＂ちくわパンと飲むヨーグルト1つ＂と注文をし少し待つ。お昼は基本購買通いの島崎はいつもこの2人と出会ってしまう。なんなの運命なの？と言いたいくらい

「よーA。今日も購買かよ」

『公平はお給料たくさん貰ってるから沢山買えていいですね！！』

「あげねーからな」

出水は両手いっぱいのパンとおにぎり。それに比べ島崎は片手にちくわパン、もう片手に飲むヨーグルト。つい最近B級に上がった島崎にはまだ給料の発生する任務をしていないため保護者(仮)の忍田にもらったお小遣いでやりくりしているのだ。

「俺ら今から屋上行くからAも来いよ」

『公平のその大量のパンを横目にちくわパン食べるとか虚しすぎるから辞めとくわ』

「そんなこと言わずにさ！パン2つやるから、出水が！」

「俺がかよ！！！」

購買のおばちゃんからちくわパンと飲むヨーグルトを受け取り教室へ戻ろうとする島崎を引き止める2人。パン2つと言う誘惑に負けてしまい島崎は出水と米屋と屋上へ向かった。

『いっつも2人で食べてんの？仲良しだね付き合ってるとか？』

「ちげーわ」

『いや照れなくていいよ私別に偏見ないし』

「だから違うって！！」