人生そう上手くいかないってな２【ワールドトリガー】【文スト】 (ページ25)

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絶対に大丈夫ではない三雲の姿が現れ場は騒然。
忍田が大丈夫かと聞くが三雲は大丈夫だと言う。痩せ我慢はやめた方がいいよ

「三雲修です。今の話に出てきた先月トリガーを使った訓練生は僕です。質問があれば僕が直接答えます」

「本人……！？」

「じゃあこの子が元凶の……」

様々な三雲アンチが飛び交う中、忍田が庇うが記者はお構い無しに三雲アンチを続ける。そんな中ひとつの質問が飛んできた。

「君が先月学校で訓練生でありながらトリガーを使ったのはボーダーの規則違反だとある。それは知っていたかな？」

「はい」

「キミのその行動によって訓練生のトリガーの情報が漏れた疑いがあるんだ。それについてはどう思うかな？」

「今にして思えば、その可能性はあると思います」

適当な嘘をついてやり過ごせばいいものの三雲修と言う人間は馬鹿正直な生き物だからなのかこれまた周りを騒ぎ立てることを言ってしまう。案の定一人の男が言い訳だだの通用するかだの吠えている。

『何コイツ！！！島崎さんバラバラにしちゃおっかな！！』

「落ち着け」

沸き上がる三雲アンチに苛立ちを覚えた島崎はテレビに掴みかかりのめり込むかのように画面を見るが風間に止められてしまう。
画面との距離1cmにも満たないところで三雲のドアップが映り島崎はテレビから離れた。

「運命の別れ目はこちらの都合とは関係なくやってきます。準備が整うまで待っていたら僕にはきっと一生何もできません。僕はヒーローじゃない。誰もが納得するような結果は出せない。ただその時やるべき事を後悔しないようにやるだけです」

『男前じゃんか〜』

＂ヒュ〜＂と空気音が多めに混ざった不細工な口笛を吹きながらそうこぼす島崎。なんかどっかで聞いたことあるなぁと空を見渡すがどこで聞いたのかは出てこない。

う〜んなんて考えていると何が起きたのか城戸が遠征の話を記者にバラバラと話している様子だった。あぁ自分からバラしていくスタイルなんだねと笑いが出てしまう。

ブチっとテレビが切られ画面に写った三雲は見えなくなってしまった。

『まさかの展開でビックリしちゃった！棒怖い話の番組みたくわくわくしちゃった』

「何を言ってるんだ。病人は早く寝ろ」

『自分から来たくせに何言ってんのこの小さい人。塩かけんぞ』

何が起きたのかペラペラと自分の口から出てくる言葉にびっくり。

その後の病室は痛い痛いという声が響いていたとかいないとか