いつか必ず燃やしてやる２【ツイステ】

弱肉強食 ページ44

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現れたのはラギー先輩と寮長



「レオナ寮長！」

「こいつら人の縄張りに土足で上がりこんだんですよ」

「ちょっと痛い目みせてやりましょ〜よ！へへへ！」



寮長は視線を寄越し、小さくため息を吐く



「あれ、君たち食堂で会った人たちじゃないッスか」

「ああっ、オマエ！デラックスメンチカツサンド！」

「ちょっとちょっと。
人の名前を勝手に美味そうにしないで欲しいッス。
オレにはラギー・ブッチっていう男らしい名前が付いてんッスから」

「あァ。
よく見ればお前、植物園でこの俺の尻尾を踏んづけた草食動物じゃねーか」



………確かにマロンタルト作る日踏んだな、ユウ



「その節は失礼を……」

「ゴメンで済んだら警察いらねぇんだよ！」



先輩、警察は来ていません



「あ、そっか。
どこかであったと思ってたんスけど、植物園だったッスね」

「レオナさん、ラギーさん、やっちまいましょうよ！」

「てかなんで寮長とラギー先輩ここに？」

「ワンワン騒ぐんじゃねぇよ馬鹿ども。
暴力沙汰なんか起こしてマジフト大会出場停止にでもなったらどうする気だ？
それとA、そりゃお前のせいだ」

「え、私？」



私なんかしたっけ？？
こてんと私は首を傾げた



「Aくんいきなり汚い声上げてフライパン片手に飛び出てったもんスから何かと思って。
オレら久しぶりにあんなびっくりしたッス」

「汚くてすみませんでしたね」

「女ならもっと色気ある声出せよお前」

「あれで？いや無理でしょうよ」

「ガキだな、お前」

「20歳からしたらそりゃそうでしょうね」



先輩たちは出場停止になったらどうする、という寮長の発言にこいつらを見逃すのか？と質問をした
だが寮長もユウたちを見逃すつもりはなく、マジフトで可愛がってやろうと言う



「試合中ならどれだけ魔法を使っての校則違反にはならねえからな」

「シシシッ！レオナさんってば意地悪ッスねぇ。
こんな弱そうなやつら１ゲームと持たないッスよ」

「寮長性悪〜」

「お前はうるせえ…………ん、美味い」

「ちょっと。何勝手に食べてるんですか。
てかまだ出来てないんですけど。
しかもこれ明日のお弁当のおかず」

「知るかよ」

「明日の寮長の弁当おかず少なめですからね」

「ラギーの貰うから好きにしろ」

「オレ何もあげないッスからね！！！！」



ラギー先輩に煽られたエースやデュース、グリムはマジフトをやる気満々になっていてケイト先輩はマジかぁ、と呆れていた


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