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「貴女の魔力量は尋常ではありません。
はっきり言ってあなたほどの魔力量は学園長を長らく務めてきた私も初めて見ます」
「え、そ、そんなに?」
私は自分の魔力量がどれほどあるのかは全く分からない
だから獣人のみんなや妖精族の彼らに魔力量が凄いと言われてもへー、そうなんだ。くらいにしか受け止めてきてなかった
「ええ。
Aさん、貴女の魔力量はあのドラコニアくんをも凌ぐ。
故に貴女はこれからの魔法の使用は細心の注意を払うこと。
良いですね」
「は、はい」
あの学園長がここまで真剣な様子で訴えてくるものだから私は今やっと自分の魔力量の異常さを理解した
「ええ!?
Aってあのマレウス・ドラコニアよりすげぇの!?」
「そ、そうなのか!?」
「魔力量だけで言えば、ですよ。
彼は技術も一級品ですから」
「私はまだまだ修行中ですー」
そのマレウス様に教えて貰ってるんですー
「貴女、さっきのゴーストとの戦いでブロットは?」
「全く溜まってなかったですよ」
「え?そうなんですか?見せていただけます?」
「どうぞ」
「…………………本当だ。
どうやら確かにブロットは溜まっていませんね」
「は?でもコイツ、オレらと同じくらい…
いやむしろオレらよりゴーストぶっ倒してなかった?」
「ふむ」
学園長は腕を組むと片手を顎に当て、考える素振りをした
何を考えているのだろうと皆が黙っている中、空気を読まないグリムは学園長に質問をぶつけた
「魔法の使い過ぎで魔法石が真っ黒になるとみんなこないだのリドルみたいに闇堕ちバーサーカーになっちまうのか?
でっけー魔神みたいなのも出てて怖かったんだゾ」
「ブロットの蓄積量は魔法士自身の精神状態に大きく影響を受けます。
怒り、悲しみ、恐怖、混乱……
そういった負のエネルギーを抱えているとブロットが非常に溜まりやすく、オーバーブロットを引き起こしやすくなります」
「負のエネルギー……」
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江(プロフ) - ちなみさん» ちなみ様。コメントありがとうございます!クソデカボイスでそんなことを言っていただけるなんて!!更新頑張ります!! (2020年6月8日 19時) (レス) id: 9e3e8858ee (このIDを非表示/違反報告)
ちなみ - 早く二章終わっておじたんとラギー君の親密度爆上げしてほしいです。(遺言) めっちゃくちゃこの作品好きです更新頑張って下さい(クソデカボイス)! (2020年6月8日 0時) (レス) id: 318f1a5b3c (このIDを非表示/違反報告)
江(プロフ) - シウさん» ありがとうございます!どうぞこれからも楽しんで呼んでください!キーワードの件速攻で直させてもらいました。ありがとうございました(--;) (2020年5月31日 17時) (レス) id: 9e3e8858ee (このIDを非表示/違反報告)
江(プロフ) - みおさん» ありがとうございます!こちらこそこれからもよろしくお願いいたします! (2020年5月31日 17時) (レス) id: 9e3e8858ee (このIDを非表示/違反報告)
シウ(プロフ) - 続編おめでとうございます、青エクとクロスオーバーなんて幸せ過ぎます!更新無理がない程度に頑張ってください毎話楽しみにしてます!(偶然気づいただけだったんですが設定キーワードの1つ目に『ラ』が1人多く仲間入りしてるみたいです) (2020年5月31日 17時) (レス) id: 2d935d3300 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:江 | 作成日時:2020年5月31日 16時